ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

第十一話 青い曲がり角(前編)

気がついたら、パラオは3回でストップしていました。

1度目は、マンタの伊藤さんのツアーに便乗して、PPRに泊まるリッチなツアーでした。2度目は、自分で主催した当時の日航パラオに泊まる旅行でした。そして、今回のお話しの舞台となる3度目のパラオは、友だちと2人で、あるガイドの独立記念を祝福に行ったものでした。ある意味、欲望と希望が折り重なる、身勝手極まりない旅だったように記憶しております。

「1月から3月だけがパラオのトップシーズンじゃありませんよ」

2度目のパラオで知り合いになり、意気投合したガイドはそう言う。(メールで)

「ぢゃあ、一番コストパフォーマンスの高いのは何月なの?」

僕が聞く。(もちろんメールで)

「台風を避ける意味で言えば、ゴールデンウィーク明けから6月かな?」

件のガイドがメールで返す。

「んなら、6月に行きますよ」

3度目の宿泊は、当時のアウトリガーになった。それまでのホテルの所在地は、およそ街から離れ、タクシーを使えば繁華街まで10ドル以上は掛かる場所に位置していました。そのホテルでいろいろと完結させてしまえば、特に街へ出る必要もないのだが...

あまりにも味気ない。だからと言って...
パ○オホテルは、何かどうも...。

そこに、タウンステイのアウトリガーホテルができたから、一気に人気は急上昇!サウナ、地ビール、マッサージ、吹き抜け、噴水、オブジェまで揃った近代的なホテルは、閑散期でなければ泊まれないほどの盛況になっていたのです。今までのパラオのホテルの形態からすれば異質でしたが、楽しかったように記憶しているので、かなり良い環境だったのだと思います。


鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」
静岡・三保

ダイバーズ・プロ
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