漁師町のあれこれ 豪海倶楽部  

第5回 台風

2004年10月9日。僕っちの町を台風22号が駆け抜けて行った。72歳になる漁師さん曰く「今までの人生の中で一番すごい台風だった・・・」足早に通り過ぎたあとには、僕っちの町は変わり果てていた。道路には木がなぎ倒され、屋根が吹き飛んだ家々、陸上げした船も横たわり、海に引きずりこまれそうになる船も、、、。カメラを持って港町に下りたが、とてもシャッターを切れる気持ちになれなかった。

川奈港は避難港に指定されているくらい、穏やかな湾になった港なのです。それが講じてか、翌日からは港の中に、近隣で吹き飛んだ家々の柱や屋根、山からの木々、タイヤなどとてつもない量のいろんなものが流れ着いた。転覆したした船の油までもが、、、。

直ちに、漁師さん、ダイバー、地元の人も協力して、撤去作業が始まった。僕らダイバーは、ひたすら手作業で水面の流木を集めた。油まみれになりながら、、、。

なんとも効率の悪い作業が続く、、、。こんなんじゃーいくらっやってもきりが無いな〜、陽が暮れるちゃうよ〜、、そう思った矢先。なにやら、巨大なフロートが海に投入された。

オイルフェンス(写真のオレンジ色のフロート)といい、全長約30m、高さ約1m、通常は、海に油が流出したときに広がらないように囲んでガードするもの。ちなみに、油の除去の作業は、オイルフェンスで囲み→吸着マットで油を吸い取る→中和剤で水を綺麗にする、です。

今回は、このオイルフェンスでゴミや油を囲み、クレーンでゴミをすくい上げる作戦です。

ご覧の通り、大成功!効率よく撤去作業が進みました。やっぱ、物と頭は使いようです!(笑)港には、不思議な道具や見たこと無い物が沢山あります。


八木丸
川奈港八木丸

ニワトリの鳴き声で眼を覚ましカラスが鳴いたら帰宅する、Mr.自然児!幼少時代に山と川を征し?残すは海だ!と意気込んだものの、とてつもなく奥が深いことに気づき、一生海を見続けようと決断。

東伊豆川奈で海と自然と酒におぼれる日々を過ごす。

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