南国通信 楽園からのらくがき 豪海倶楽部  

シーズンの終わりと始まり

2008年の太平洋側のシャム湾のシーズンが終わり、これから始まるインド洋側のアンダマン海のシーズンに向けて、タオ島からカオラックまでマレー半島を横断してきた。現在は、カオラック店の開店準備中。(11月1日オープン)

それにしても、2008年の春〜夏のタオ島は当たり年だったなぁ。魚影の濃さと透明度の良さが両立している時期が多かったし、なによりコンスタントにジンベエが出てくれたし。。。

特にシーズンの終わりも近づいた10月のセイルロックでのジンベエとの遭遇は凄かった。千・万単位のギンガメの群れにジンベエが突っ込むシーンは、僕の全ダイブ人生の中でもとびきりの一本にランクインした。ジンベエの泳ぐコースの先にギンガメの渦を見たので全力疾走で回り込み夢中でシャッターを切った。ジンベエの背景の海の青が見えないくらいのギンガメの圧倒的な数と密度の濃さは半端じゃない。群れを突っ切ったジンベエの後には大量のギンガメが追従して泳いでいく様子はまるでハレー彗星のよう。ダイビングやってて、というか、生きてて良かったって思った瞬間だった。

その余韻に浸りつつも、いざカオラックに移動して来てアンダマン海を目の前にすると、自分の中で完全にスイッチが入れ替わる。同じタイの海といっても、太平洋とインド洋とでまったく違う海なのだ。今期のカオラックではどんな出会いやドラマが待っているのか?そして、いろいろと企んでいるけれど果たして・・・!?

というわけで、来月からは、インド洋側のアンダマン海、カオラックの様子をお届けします。


大村
大村 健
(おおむら・たけし)

1973年、京都生まれ

18歳で大学のクラブでダイビングを始め、その後、バックパックを背負って海を潜り歩く旅を経て、20歳の頃に秘境・タオ島に出会う。以後、徐々に発展してきた島とともにダイビングにのめり込んで今に至る。現在、タイの2つの海を舞台に、海のポテンシャルをフルに引き出すべく精力的に潜り倒す日々を送っている。

タイ・タオ島 カオラック

Big Blue Diving

タオ島店
17/18 Moo 1, Koh Tao,
Suratthani 84280, Thailand
Phone : 66-77-456 179
Fax : 66-77-456 772

カオラック店
4/53 Moo 7, Khuk Khak Takua Pa,
Phang-Nga 82190, Thailand
Phone&Fax : 66-76-485 544

www.bigbluediving.jp
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