期間限定 スペシャルトーク 豪海倶楽部  

エビカニガイドブックインサイドストーリー 第11回

皆さん、こんにちは!久米島は段々秋めいて少しずつ海の様相も夏の黒潮の海から変わりつつあり、冬の見物のハンマーヘッドもちらほら見られ始めました。

私事ですが、実は写真のオニヒトデをホストとするヒトデヤドリエビを撮影した後、オニヒトデを駆除する為、長めのピンセットで丸まらないように中心の肉を引き裂いてる途中に小指に棘が刺さっちゃって、・・・もう〜、それが痛いの何のって(泣)!?ボートに上がってグローブを脱いで見たら、何と棘がまだ刺さってるではないですか!!痛みに歯を食いしばりながらも折れないように気を付けながらピンセットでゆっくり7ミリ程の棘を抜いた次第です。

帰りのボートの運転中はズキズキ痛みまくりだし、原稿は書く気が失せるしで・・・・・、もうお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、実はこれを言う為の長〜い前振りでした。そうです!今回の短い文面に対するただのいい訳です。とほほほ、ごめんなさい。でも、オニヒトデの件は本当で、皆さんが、旅行に行く為に元気でピンピンしてる親戚一同の葬式を次から次へと開催し、「あれ〜、おばあちゃんって去年亡くなられたんじゃなかったっけ!?」などという上司の反撃を「あれは、母方の方で、今回は父方なんです!?」とかいうミエミエの返し技を決めるようなそれではないのです(長げぇ〜よ!)。

と言う事で、写真の説明です。親と子ほど大きさに違いのあるこのフリソデエビのペアーは親子ではなく、多分、繁殖行動を行う為の雄雌でもありません。フリソデエビは孵化後の幼生期は浮遊生活を送り約3週間程で稚エビとなり着地します。その浮遊期間で元の親のいる場所へ戻ってくるのも確率的に低いし、もともと孵化したら後は知らないよ〜っていうやつらですから親子などという感覚がないのです、たぶん。

じゃあ、繁殖行動はというと、互いのお腹部分を重ね合わせスリスリやる訳ですから、この体格差じゃあ無理でしょう。ですから、この写真は大きな雌に小さな雄か雌か判らない子が、ただ偶然に乗っかてる場面です。カワユイ光景だったので単純に撮りました。

クダヤギクモエビはニクイロクダヤギをホストとし、ホストのポリプ部分の色と同じように、顔部分やハサミ脚の関節部分が赤色になっています。ホストの枝分かれ部分に隠れているので探す事は少々やっかいですが、この子の美しさに魅せられていろんな場所でついつい探してます。願わくば、ニクイロクダヤギの角度が良い所で、もう一度煽りながら青抜けの写真を撮りたいものです。・・・・そろそろ痛みに我慢できなくなってきたので、この辺でお暇させていただきます。・・・・・あしからず(爆)!!


ヒトデヤドリエビ

フリソデエビのペア

クダヤギクモエビ

川本
川本 剛志

1965年4月3日生まれ
福岡県出身

久米島でダイビングサービスを営むかたわら、ライフワークである、冬に訪れるザトウクジラや各種の魚類、サンゴ、ウミウシ、甲殻類の生態を写真に収め続けている。多数の図鑑雑誌に写真を提供し、エビ・カニガイドブック2-沖縄・久米島の海から-等の著作を持つ。

沖縄・久米島

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BY 編集部