ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

光れ、バディ!!

気温・水温の低下が進んでる、横着をしたわけではないが年々寒さに対する抵抗力がなくなってく(いや辛抱が足らないのだろう)ので、早々にロクハンの上下を着込んだ僕には、まだまだ深い冷え込みの谷に対する、これ以上の装備がすでにない!なのでリーサルウエポンではあるが”皮下○○”を蓄えるべく、流行のLDHを無視して暴飲暴食かつ事務作業で対抗だ?!

ただ、この温度低下に反対し大物(マンタやハンマー、クジラ)の可能性が上がってくる。なのでバランスを間違えるとダッシュでゲストに負けるので、ほどほどにしょうかな。・・・良い子は真似しないように(爆)

地球のバディ?ともいえる月。お互いの引力により発生する潮汐があるいじょう、ダイビングするうえで彼の存在を無視することはできないだろう!

この潮汐に伴い起こる潮流(海水の水平移動)、その潮当りを予測し魚影を推測、そして1日のポイントの献立、といった具合で、まるでファンタジーの世界かのようにあらゆるものが繋がるのだから。

しかし、もっぱらその情報は、すでに用意された潮汐表を元に潮流の状態を予測してることがほとんどなので、確認作業程度に見上げたり、ただ鑑賞に浸るのみで、完全利用してるわけではない。でも昔の航海術や夜の漁をする海人の話を聞くと、日めくりカレンダーでもめくる感覚で月を見て潮汐を予測して海に面と向かう、そんなカッコいい姿勢を語ってくれる。

当然今は彼等もGPSなど、計器も利用するが、技術の進歩により高まった利便性の中に、自ら培った生き物らしい感覚が埋もらないよう、自然に養い拡大していき、生活の術に結び付けているのだ!本当に素敵だと思う!用意された情報を活用するのは便利だが、その根幹を紐解けば身近にある光景なわけである。

繁盛期ともなると、曜日の感覚さえ忘れがちな自分がいる、そんな時ふと見上げた月がとても綺麗で疲れを癒してくれるが、同時にその光方で明日のポイントの献立のヒントを教えてくれていたりする・・・あるいみ僕等のバディでもあるのかなとも思う?だからもっと見るべきだと思う。よし、今日は夜空で計画を練ってみよう!皆さんもどうですか???・・・えっ、曇ってて見えない? しかも雨ぎみで寒い? ん〜〜〜、今これ見てるそのパソコンでググッちゃえ(笑)

全然、上とは関係ないが・・・名前が気になる・・・どうしても笑点を思いだす。誰が悪いわけでなく、小さい頃のコンプレックス!でもなぜかオレンジは好きです。もちろん自分の名前もね。(おまけでした)


堅田
堅田 純平
(カタタ ジュンペイ)

1976年10月16日生まれ
高知県須崎市出身

海山県に生まれながら、クラゲが嫌いで故郷を出るまで海と向き合ったことがなく上京先のコンクリートジャングルの中で、不順な動機から最初のひと雫に出会う。しかし、純粋に海に秘められた様々の可能性を手にしたくなり、覚悟を背負って26歳で久米島へ、ガイド業へ、苗字の印象はあまりにも堅いが、どんな海にも、そして人にも柔軟に接し、海を背景とした生命体のlocus&miracleを(辞書を引いて背伸びしてます)やさしく伝えていきたい願う。

沖縄・久米島

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