ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

つれづれに

慌ただしい毎日で、時計の秒針が進む音など聞こえないが、腹音で時報をつげる体内時計が、間違いなく未来へ未来へと過ぎてる時を教えてくれる。

目や耳から入る膨大な情報を裁く脳ミソを内地とすれば、打って変って、胃は沖縄か?まったくのんきなものである?そう別に腹を立ててる訳ではありません、ご存知かと思いますが、ただ腹を空かして原稿書いてるんです。はい(求食中)

なのでテーマのこじ付けができません、今回つれずれにズレズレで・・・

ここ数年のサンゴの順調な再生とともに、目にすることが多くなってきたテングカワハギです。

来島当初は”いたよ”なんて情報ばかりでなかなか目撃できなかったのですが、今年はあっちこっちに登場し、第一背鰭棘をピコピコさせて、造形が美しいトゲサンゴとともに僕等を癒してくれます。

来年あたり群れるといいな〜

島の知人に協力してもらい、夜な夜な行ってきました。

月夜の無人のビーチで波音をBGMに、サイレントに始る奇跡の瞬間!!

周辺で待ち構える捕食者達(アカマタ数匹)を切り抜け大海原への旅立ちはただただ感動でした。もし大きくなった時に再会できても気付くことはできないでしょうが、可能性としてはそういう夢も素敵なことだと思います。


堅田
堅田 純平
(カタタ ジュンペイ)

1976年10月16日生まれ
高知県須崎市出身

海山県に生まれながら、クラゲが嫌いで故郷を出るまで海と向き合ったことがなく上京先のコンクリートジャングルの中で、不順な動機から最初のひと雫に出会う。しかし、純粋に海に秘められた様々の可能性を手にしたくなり、覚悟を背負って26歳で久米島へ、ガイド業へ、苗字の印象はあまりにも堅いが、どんな海にも、そして人にも柔軟に接し、海を背景とした生命体のlocus&miracleを(辞書を引いて背伸びしてます)やさしく伝えていきたい願う。

沖縄・久米島

DIVE ESTIVANT

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