ゆうすけ的エッセイ 豪海倶楽部  

イノン S-2000 ストロボ 勝手にリポート

写真は3回目使用。一粒で3度おいしい、グリコな写真だ。

Z-240とくらべると、マー小さい、軽い。おまけに安い。半額近いので軽い財布の場合、なおありがたい。値も重量も2個で1個分か、昔使ってたストロボの5分の1。エコだ。オバマさんでなくても Yes we can buyだね。

電池は4本。そのせいもあり、リチャージも十分速い。電池2本のストロボは本当に遅くて、使う気起きないよね。

TTLで撮影してて、近くばかりで、あんまり電力を使わないとリチャージは速いけれど、それでもリチャージはストロボを選ぶのに大事な部分だ。カタログ上の性能でなくて、使用してる人に聞いてね。

とここまでで、十分推薦できる、特に小さなカメラの人は、このサイズなら、カメラ全体のバランスも崩れないので、これ以上のストロボはない。

うーん、いいのはわかったので、あえて弱点を探そう。メインのスイッチが、ボディーが小さいので当然小さい。老眼の人は特に気をつけて欲しい。S-TTLで撮るつもりが、違うとこまで行ってしまうと、オートで撮れなくなっちゃうからね。

多分みなさんストロボの強さに感心があるだろう。今回使用テストをしたのは100mmマクロ +キャノン 5D Mk2。18-55mm Zoom +キャノン 50D。

100mmマクロ使用での問題は、というかZ-240との比較では、カタログ上も多少ガイドナンバーが落ちる。50cmとか80cmとかでは問題なしだが、遠い距離、1m以上で40〜50cmのブダイなんか撮影すると、多少絞りを開けないといけない。TTLで撮影すると多少届く範囲が減るということだ。ほとんどの人が100mmマクロで、こんなに遠くから撮らないけど、、もともとZ-220とかZ-240は同クラスの他社製ストロボよりパワーがあって、感度100で1mでf8絞れる(フィルムで)。

そういえば、普通の水中の明るさの中で、Zシリーズって、ちょうど使いやすい強さで、イノンと話した時に、この強さにこだわって欲しい==と頼んだ覚えがある。

最初付属の、拡散フィルター付きで使用していたのだけど、ちょっと弱いので、外して撮影したらずいぶん十分になった。フィルターは光を柔らかくする効果もあるけど、デジタルは白飛びしやすいので使うという人もいるだろうが、逆に柔らかく光りがまわるので、フィルターのいらない部分もある。良ーく考えて、付けたり、外したりして結論を出すべしだね。Z-240ならめんどいので、付けたままでいいか〜なんだけど。

弱いといっても、デジタルだとストロボ光が不足にかかってても、かかっていれば、あとでけっこう自然な色だせるけど。陸で使うとデジタルってストロボ光、同じガイドナンバーでも遠くまで届く。水中だと届いてても水の青で色が失われて、届いてないように見える。

ズームの方は、小さなサイズのカメラなので余計そうだが、光の画角はかなり広いので、多少いい加減にあてても、不足感はない。ワイドもいけるんじゃないかなと、密かに考えている。特にこちらのサイズなら。

いろいろ使ってみると、S-2000に文句ないんだけど、Z-240ってやっぱりいいな〜とも思う。発光部が2個あるのって光の回り方がいいね。当たり前に使ってたけど、1個のストロボ使ったら感じました。白い砂地にできる陰とか、拡散フィルター外すと、目立ってやだな〜。場合によってはストロボの位置変えて、陰下に落とせばいいけど、Z-240だといろいろ手抜きができる。

結局どっちがいいってもんじゃない。この小ささでこの能力だから大変良くできましたですが、状況しだいで使いわけていくかというのが、今の所の僕。ほんの少し能力を捨てて、S-2000ばっかりというのもありかも・・・難しい選択ですね。とりあえずの報告でした。


Yusuke
吉野 雄輔

水中写真家


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