ゆうすけ的エッセイ 豪海倶楽部  



7月いっぱい、筆者の一人、高野 肇ちゃんとこにお世話になりました。豪快で透明度のいい伊江島が人気ありましたね。すごいドロップオフとか、複雑な地形が作る穴とか、オーバーハングとかあるし。そういうとこにはそういう所に住む生物がいるので、僕にももちろんいいです。深場ではクレナイイトヒキベラという、いままで沖縄では南すぎていないと思われてた奴も、肇が発見、ちょっとしたトピックスです。水納島は白い砂地が延々と続き、パッチリーフというか、時々珊瑚のかたまりがあります。ここに沢山の生物が集まるので観察しやすい、まさに魚の街かな。風景もきれいだし、人気のあるハゼ類、ネジリンボウとか、ヤシャハゼ、ヤノダテハゼなんかごろごろいます。瀬底島の珊瑚礁のガレ場にはイトヒキベラ類が多く、オタク向き。今回はさらに、時間の余裕があったので、河口域を潜ろうと、いくつかの場所を探検しました。西表の矢野のところが有名で、浦内河が最高の環境ですが、やっぱりおもしろかったな〜河口付近は海よりだいぶ濁ってるし、引き潮になると一気に濁ってしまうので、満潮時をねらいます。だからあまりチャンスがないんですが、大潮の満潮が理想だし。でもずいぶん新しい子供達の撮影に成功しちゃいました。浅場が多いんですが、河口域に侵入する子供って多いんですよね。1cmに満たないケショウフグの赤ちゃん。ニセクロホシフエダイ、クロホシフエダイ、フエダイの子供。リボンスズメダイ、オリオンスズメダイなどなど、、、なかでもうれしかったのは、アイスズメダイの子供と思われるもの。探してたんだ〜〜君^^!!きっとみんなが見たら、あ、そう、、でしょうけど。見てね。そんでみたことある人は、掲示板で教えてチョ。データ少ないんで。

じつは図鑑に出てる、アイスズメダイ、フチドリスズメダイ、アイランド・グレゴリー、セダカスズメダイの4種が混乱して、本当は日本にいないとか、いるとか、どれがどれの子供かさっぱりわからん、そもそも親が合ってるのかなとか、違う種がいるんじゃないのなどと、イライラする状態なので、全部きっちり正解をだそうと苦戦しているのです。は〜〜よかった、もう一息。学者さんから筆者の一人、久米島のツヨシとか小笠原の森田とか、八丈の加藤さんとかいろんな人を巻き込んでの大騒ぎ。確認というか正解を求めるため、みんなにも沢山撮影してもらい、僕など日本中にロケに行くたびに、ここを撮影した数といったら、、、こんなことしてなんになる?という疑問はおきるが、やめられない、止まらない、性格は、本当は、なおしたいな〜!! 赤字のたれながし〜〜

河口では、オイランハゼ、ハゴロモハゼなど、濁った場所の素敵なハゼもいましたぜ。ま〜しょうもないおたくな話しでした。


Yusuke
吉野 雄輔

水中写真家


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