南国通信 楽園からのらくがき 豪海倶楽部  

ヘリコプター初挑戦

先日、僕と数人の友人でやっているPALAU×PALAUの取材でヘリコプターに乗ってきた。目的はロックアイランドの空撮。僕は以前に一度セスナでの空撮には行ったことはあったが、ヘリは初めてだ。ちょっと緊張しながら発着所に着くと、ドアが外されて撮影用にセットされた機体が僕らを待っていた。大急ぎで乗り込み、早速シートベルトを装着する。これが命綱、念入りにチェック。両側のドアとも外されているから写真は撮りやすいが落っこちそうで怖い。

飛び上がると眼下にロックアイライドが見える。やっぱり綺麗だなーとか思いながらパチパチ撮っていく。が、しかし、画像を確認してあることに気がついた。セスナの時にはなかったヘリの羽が写ってしまう。肉眼では分からなかったがカメラは捕らえてしまうんだ。

フーンとか思いながら、カメラの位置を下げて撮るよう心がける。こういうの銀塩だったら現像するまで分からないことだったけど、デジタルだと確認ができる。便利だなぁ。

保護区で近寄ることすら許されないセブンティーアイランドだが、空からなら大丈夫(?)なのだろうか?ゆっくり旋回してもらいながら撮影。ヘリだと垂直移動ができるから高度のリクエストも思いのまま。こういうところはヘリのほうが撮りやすいかも。

そしてブルーコーナーの上空へ。僕はずっとブルーコーナーはもっと鈍角なコーナーなのかと思っていた。想像していたよりもずっと鋭角なリーフの張り出し方にちょっと驚いた。ナイフのように外洋に張り出したリーフ。ここに左右から流れてきた潮流がモロに当たり、あれだけの魚を集めるのだろう。いつも水面、水中からしか見ていないブルーコーナー。なんだかちょっと感動してしまいました。

まだまだピークのパラオ。空から見ても凄いけど、水中で見ても凄いブルーコーナーに潜りに来てね!


秋野
秋野 大

1970年10月22日生まれ
伊豆大島出身

カメラ好きで写真を撮るのはもっと好き。でもその写真を整理するのは大キライ。「データ」が大好物でいろんなコトをすぐに分析したがる「分析フェチ」。ブダイ以外の魚はだいたいイケルが、とりわけ3cm以下の魚には激しい興奮を示し、外洋性一発系の魚に果てしないロマンを感じるらしい。日本酒より焼酎。肉より魚。果物は嫌い。苦手なのは甘い物。

ミクロネシア・パラオ

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