南国通信 楽園からのらくがき 豪海倶楽部  

ペリリュー島への貢献

僕ら外国人がこの国や島に出来ることはいろいろある。

寄付だったり、島の人たちの仕事の手伝いだったり、税金を納めることもそうだ。ダイビングショップを運営していれば、少しだが仕事口を作ることにもなる。買い物もするし、修理もする。そういう経済効果もある。

そんな中でも僕ら外国資本の会社から一番遠いところにあるのが、ここの子供達への教育に対する貢献。それが出来るチャンスがやってきた。

先日、ペリリューの小学校のPTA懇談会に招待されて行ってきた。議題は子供達の社会見学について。会社や企業のほとんど無いペリリューでは子供達が社会のシステムを勉強する場所も機会もない。そこで島にある数少ない官公庁や公共施設、会社を訪問して見学するプログラムがある。そこにウチのお店も見学対象として学校から選ばれたらしい。非常に光栄なことなので、その懇談会に参加してきた。

熱いコメントの一つや二つ、カマシてこようかと思っていたのに、内容のほとんどがパラオ語で進められていった。この辺りがとってもローカル。もちろん、多少の会話ならわかりますが、学校関係の専門用語は「センセイ」くらいしかわからない。(センセイはパラオ語です)おかげで、ほとんどチンプンカンプンだった。

お願いですから英語でやってください。とは思っても、島の人の中には英語が得意じゃない人もいる。20数名いるメンバーの中でパラオ人以外なのは僕と、島の診療所のソロモン出身のお医者さんのみ。途中、「ドクター、パラオ語分かるの?」と聞くと、「うん、適当に分かったフリしているよ」とさわやかな笑顔。いいぞいいぞ、ドクター。なんだか親近感が沸きました。

その内容の分からない懇談会がやっと終わって店に戻ってきたのが22時。予定時間よりも2時間も遅れて終了したわけだ。そりゃそうだ。だって始まったのは2時間以上遅れて始まったのだから。うーん、やはりローカル。そんな懇談会で訳のわからないまま拍手や相づちを打っていたら、なんだか疲れてしまった。店の庭ではスタッフのソアイとエルバイ、ランダが近所の人たちと一緒に飲み会をしていた。楽しそうだったのでビールを1本だけ付き合ったがどうしても眠くてそのまま部屋に戻り寝てしまった。

朝起きてきて玄関の外に出ると昨日の宴の様子は跡形も無く片付けられていた。うん、感心感心。と、思ったら玄関横に見慣れたボトルが数本。

「あ・・・」

こいつら俺の焼酎コレクション全部飲み干しやがった・・・。
これもペリリュー島への貢献なのかなぁ。


秋野
秋野 大

1970年10月22日生まれ
伊豆大島出身

カメラ好きで写真を撮るのはもっと好き。でもその写真を整理するのは大キライ。「データ」が大好物でいろんなコトをすぐに分析したがる「分析フェチ」。ブダイ以外の魚はだいたいイケルが、とりわけ3cm以下の魚には激しい興奮を示し、外洋性一発系の魚に果てしないロマンを感じるらしい。日本酒より焼酎。肉より魚。果物は嫌い。苦手なのは甘い物。

ミクロネシア・パラオ

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