ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

富戸でのお話

今年の夏は予想以上に台風の影響を受けました。特に8月の後半から9月の上旬にかけては毎週のように、当たり前のように!そのお陰とでもいいましょうか、海洋公園の海況が悪く富戸へ行く回数が増えました。

そこで今月は富戸でのお話を!台風から押し寄せる南のウネリに強い富戸ヨコバマは、自分にとって強い味方、海洋公園をメインで潜ってる人の中には「富戸なんて、富戸かよ」と言う人もいますが、海洋公園とは全然違う雰囲気で見られる生物層も違っていて侮れないんですよ。そんなヨコバマの水深15m付近に昔から船のバッテリーの残骸が沈んでいます。そこは毎年モンガラ系幼魚の絶好の隠れ家、そこにとても気になる子が!

最初に見た時は体調3cm程、青みがかったボディでとってもキュート、アカモンガラ幼魚? でもでも雰囲気が違う! いろいろと調べたり聞いたりしてみるとスジナメモンガラ幼魚という説が浮上してきました。たしかに昨年海洋公園で見たアカモンガラ幼魚は独特の尾鰭で赤い歯が、大きさは同じ位だけど違う。スジナメモンガラ幼魚初めて見たぞ〜! と1度は喜んだのですが、伊豆の海水魚の著者である瓜生さん、筆者仲間の横田さんなどなどと、この子についての雑談を重ねるうちにまたまた振り出しへ。家宝となっている検索図鑑を捲り、豪快倶楽部伊豆支部集会でのお師匠さんに聞いたりしましたが、未だこの悩みは解決しておりません。まあそのうちあっさりと結論がでるんでしょうが、このような展開が楽しいことってありますよね!

アカモンガラだと言われても、おいらの見たのは別個体で絶対スジナメモンガラだ〜!とかね! だれか今月の写真見て判断してください。ところでこの写真の撮影の時の話ですが、寄るとすぐにバッテリーの中に隠れてしまい近づくのにどえりゃ〜苦労しました。1度引っ込むと4分経たないと出てこない!(この時間正確ですよ、暇だから測ってました。)そんなこんなで約40分格闘しておりました。

そしてこの子撮るのになんやかんやで約80分、こんなに浅くても減圧停止でるのね〜!というダイビングでした。結構しつこいでしょ、暇なだけかもしれませんね。


佐藤
佐藤 修

伊豆半島・伊豆海洋公園

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