読者の皆様、お久しぶりです。すみません、2回ほどお休みさせていただきました。先々月はゆうすけさんや編集長にはちゃんと断りを入れたのですが、先月はついに無断でサボってしまい、皆様に申し訳無いやら自分が情けないやら・・・。これ以上書くと更に情けなくなるのでこの辺で止めときます。

今月のテーマはヒラムシ、よくウミウシに間違えられウミウシ図鑑にそっくりさんとして紹介されるあの薄っぺらなヤツです。左右相称動物の中で最も原始的とされる扁形動物門というグループに属する生物で、体内に毒を持っているためか他の生物（例えばアカククリの幼魚など）の擬態のモデルとも言われています。それにしてもこんな紙のようなペラペラの体でよく厳しい生存競争を生き延びたな〜と感心してしまいます。

今回ご紹介するのはニセツノヒラムシ科に属する種類で、名前の通り触角に見えるものはよく見ると体の周囲のヒダヒダが2箇所、ツノのように盛り上がっているだけなのが判ります？

クロスジニセツノヒラムシ

ニセツノヒラムシ科の1種

ニセツノヒラムシ科の1種