ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

潮溜り観察のススメ

皆さんこんにちは、海猿の仙崎大輔と同じマスクの横田です。こう書くとまるで「仙崎役の伊藤英明のような甘いマスクで〜す」って言ってるようですが全然意味が違います。主人公が劇中で使用しているものと同じメーカー・同じ型のダイビング・マスクを使っているだけですので、・・・と例によってどうでもいい話題から入りました。

さて今月はお隣の富戸での話題です。私達にとって富戸は海況やリクエストによりI.O.P.の次に利用する機会が多いサブ・スポット的存在なのですが、最近この富戸でダイビングする時にほぼ毎回のように昼休みにオマケでやっているのが漁港の脇にあるタイドプール(潮溜り)の探索です。最初はI.O.P.のヤドカリ調査(バックナンバー参照)の延長のつもりで始め、お客様になかば無理矢理お付き合い頂いていたのですが、これが思いのほか好評で「イヤー!面白い、最高」「童心に帰れる」「こんなところにこんなに生物がいるなんてビックリ」など絶賛のお言葉を頂きました。このタイドプール探索、

  1. 深いところでも十分に背が立つので安全
  2. ダイビングではお目に掛かることのない潮溜り特有の生物が見られる
  3. 波が無いので写真も撮り易い
  4. 食後のいい腹ごなしにもなる
  5. マスクとスノーケルだけで手軽に出来る
  6. マスクが同じなので海猿に間違えられる(ことは絶対にありえません)

とイイコト尽くめです。ダイバーの方にもおススメなのは勿論ですがノン・ダイバーの方も海に遊びに行った時に是非やって見ましょう。特に小学生のお子さんの夏休みの自由研究に最適のテーマですよ。ではタイドプールで見られる色んな生物のうちいくつかをご紹介しましょう。


カエルウオ:潮溜りの生物の中でも大きめでユーモラスな顔つきと動きで人気の魚です。

イソヨコバサミ:ダイビングではほとんど見ることの無い潮溜り専門のヤドカリです。

アシナガモエビモドキ:一見地味な色合いですがよく見ると複雑な模様が入っています。

海藻(種類は調査中):ダイビング中には見たこと無いので潮溜りの種類かも知れません。

横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園

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