ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

海藻の特殊効果

皆さんこんにちは、これを書いてる今は6月の末です。まだ梅雨明けしてないというのにもうほとんど真夏です。風が吹いてますが生暖かいなんていう生ぬるいもんじゃないです。文字通り熱風です。空冷コンプレッサー(空気を圧縮する機械)のファンから出てくる風みたいです。そして熱風と言えばマッチ(近藤真彦)の「情熱・熱風・セレナーデ」です。すみません、全然関係ありませんでした。こんな時は海に行きましょう、お待ちしています。すみません、宣伝になってしまいました。暑いので文章も途切れ途切れです。そろそろ今月のお題に入りたいと思います。おぉ〜〜〜、空調がだんだん効いてきました。頭もだいぶスッキリしてきました。ではまいります。

さて下の2枚の写真ですが皆様もよくご存知のベニイザリウオですね。上がちょっとピンクがかった白っぽい個体、下が濃い黄色というかオレンジ色の個体・・・だと思うでしょう。ところがギッチョンチョン、実はおんなじ個体なんですね〜。上のピンクが本当の色です。では何故下のような色になってしまったかというと・・・海藻の仕業なんですね〜。今の季節岩場の表面はほぼ海藻に覆われています。イザリウオなどの岩に張り付いた生物を撮っている時に、揺られた海藻が被写体の上に覆い被さっちゃうことがよくあるのですが、この時はシャッターが切れる瞬間にどうやら内蔵ストロボの上にかかり、ストロボにフィルターを掛けたような状態になってしまったようです。イザリウオと海藻の間接的なコラボレーションですね。それにしてもこんな面白い効果が出るとは・・・、他の被写体でも実験してみたくなりました。今夏の伊豆ではカメラのストロボ部分に海藻張り付けるのが流行ったりして・・・な訳ないですよね。


横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

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