ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

今日の・君は・KI・TA・NA・I

皆さんこんにちは、今年は夏が早く来た分、秋の訪れもチョッと早めかも知れませんね。この原稿を書いている今は、まだ8月だというのにウチの前の桜の葉が散り始め、いよいよ竹箒の出番となってきました。実は私、掃き掃除は大の得意でして(ある意味ダイビング以上)ダイビング界の「レレレのおじさん」と異名をとる程です。そう言えばいま急に思い出しましたが、昔学生時代にアルバイトでお店の前を掃除している時にバイト仲間の女の子に「横田さんって箒と一体になってますよね〜」としみじみ感心されて、妙に嬉しい気分になって頭掻きながら「いや〜それ程でも・・・」と返したという思い出が頭をよぎりました。

さてココからが本題です。今月は前号・前々号の高野さんに刺激を受けて(高野さんパクってごめんなさい)タイトルを先に決めてからそれに合った写真を撮りにいこうかな〜、などという無謀な企みに挑戦してみました。お題は「今日の・君は・KI・RE・I・DA」。生き物たちの多くが繁殖期を迎える盛夏ですので、普段は目立たない魚が相手を誘うために婚姻色を出したり鰭を一杯に広げたりして「君ってこんなにキレイだったのね」と思わず感心してしまうような写真が何かしら撮れるだろうと思い、取材に出かけたのでした。

ところが物事はそうはうまくいかないもので、いざ探してみるとお題に合うものが見つからなかったり、いてもなかなか撮らせてくれなかったりで困ってしまい、かと言って締め切りは迫っているしどうしたもんかと思案にくれている時にこんなシーンに出会いました。ウツボがアカシマシラヒゲエビのクリーニングを受けているところです。今日は特別お口の中が汚れていたとみえて奥歯の一番奥のほう(人間で言えばオヤシラズのあたりでしょうか?)まで入られてノドチンコに触れてオェってしそうになりながらいい子にジッとしていました。ということでタイトルを急遽変更した次第です。


横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園

ダイビングサービス
GO TO THE SEA

〒413-0231
静岡県伊東市富戸912-29
Tel/Fax:0557-51-7878

www.gotothesea.sakura.ne.jp

携帯サイト:
katy.jp/gotothesea
QR