ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

第三話 爺世代ガイド(中編)

例えば、金銭的な面、例えば休日、あるいはアバンチュール(笑)に...

対してオジさんは思うんだよねぇ〜「ユルいなぁ〜君たち!」確かに、僕らが食い潰してきた飽食の時代とは違って、就職戦線がどうとか、男女機会均等があぁだとか、職域の制限や弾圧を受けつつ、世の中が悪いんだぁ〜なんっつて、家から出なくなっちゃたりして、見えない敵と戦ってきた若い子達ってある意味においてはエライと思うけど、どうも自分たちの事を「天才だ!」と思っているフシがある。

もちろん、不器用に「おぉ〜し!やったるわぁ〜い!!」のレベルの子も相変わらず居てくれるけど、圧倒的にシュミレーター(ゲーム機)系の考え方が見え隠れします。経験の積み上げ方や思い込み(思い入れ)が足りないんでしょ!?

確かにそれだけで、どうなるモンぢゃないけど、それすら持たずに何の決意か!?って正直、思います。○○馬鹿が減少し、アベレージでオリこうさんを装ったトレースくんが多過ぎるように思えるんです。本当に、楽しいと思ってダイビングをやっているのか? すごく疑問なんですよ。中には、仕事としてダイビングを選択しているから、楽しいとか楽しくないとかは別問題でしょ!?と言う子もいるけど、そこまでドライになってゲストを相手にしても、見透かされてしまいます。

まぁ、それをプロフェッショナルだと教えられているんだから、仕方が無いっちゃ〜仕方がないんですけど、それは講習の領域の話しで、インターンシップの時に気が付いて、脱却しなければならない事なんですけどね?

画像は、タヒチのモーレア島でスキンダイビングで遊んでいた時に、現地の子たちと仲良くなって撮らせてもらった写真です。もちろん、言葉なんか通じる訳も無く、何となく雰囲気でいろいろとやってくれました。

キッカケは、僕が素潜りで、あまりにも長く潜って写真を撮っているので、何故そんなに潜れるんだ?みたいな事を言われて、身振り手振りで説明してリスペクトされた結果なんだと思います。あぁ楽しかった!


鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」
静岡・三保

ダイバーズ・プロ
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