ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

第十話 3度目のカリブ(中編:閑話休題)

この島で特に気に入ったのが、マブールのような「階段降りたら2秒でダイブ!」な環境でした。

マブールのシパダンウォーターヴィレッジに行ったことのない人にとっては「何のコッチャ?」ですが、海に迫り出した水上コテージっぽい、ウッドテラスの階段を降りれば、いきなりカリブの生物がお出迎えしてくれる構造なのです。

しかも、たったの10m弱の距離を移動すれば・・・な、何と!40mほどのドロップオフ!

スタッフに30mまでね!?と優しく言われても、そりゃあ無理!ってモンですぜぇ。ハッキリ言って、ここだけでもう十分に楽しめてしまうくらいオモシロいのですが、リゾートの目の前に見える「クライン・ボネール」と呼ばれている島が、ほぼ全周をダイビングポイントとして提供している。

もちろん、ビーチを含めた本島サイドのローカルエリアでも楽しめるので、島の左半分の海岸線は、何処でもダイビングポイント状態と言えるのです。島中を走り回る“Diving Paradise”と書かれている車のナンバープレートに、妙な納得をしてしまう。

海外での大半はホテルステイが多い中、今回はコンドミニアム(ダイバーズロッヂ)に宿泊し、よりディープな親しみ方を選んでみました。レンタカーを借り、マーケットに買い出しに行って、基本的には部屋メシの割合を多くする予定でした。もちろん、夕食の全てを引き蘢るのではなく、折角のカリビアンナイトを満喫するために、選りすぐりのディナーの予約は忘れません。ドレスコードのボーダーは、サンダル・短パン・襟無しNG程度のレストランにしておきました。

そんな浮き世の話しは後にして、着いて早々、エアコンの調子が悪い事に気が付く。2部屋ある内の、特にベッドルーム側が調子悪い。手始めに、直してみる。15分後、すこぶる調子が良い。続いて、トイレと言うか、浴室の窓の開閉が壊れている。20分後、直った。トドメはトイレが流れない。こちらの水洗はレバー式ではなくプッシュ式なので、押し幅(ストローク)が足りないと、瓶から水を放出する蓋が開かない。流石にこれは、フロントに連絡をしてみたが、明日にならないと修理が来ないので、できないとヌカす。仕方が無く、悪戦苦闘!30分後、それまでの不安と共にトイレの水は流れた。

そして、コズメル以来失墜していたカリブにおける僕の信頼は「カリブの修理屋」と言う称号を与えられることで見事に回復した。(コズメル編を参照下さい)雨降って地固まる。トイレ直して、絆深まる。まさに、リ・ペアー!(笑)


鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」
静岡・三保

ダイバーズ・プロ
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