このマッドポイントと呼ばれる場所は三保以外にはないの？三保だけじゃ〜ないだろ？と思っている方も多いと・・・。少ない経験と体験で知りうる限りのマッドポイントを列記してみましょう。

西伊豆が誇るドロドロは土肥にあります。また、今は潜水が禁止されてしまいましたが、千本浜と言う“つう”好みの場所もありました。それと立場を入れ替える様に台頭してきた獅子浜と言う場所もあります。いきなり飛んで、沖縄の砂辺沖のドロ地では、当時フローレスまで行かなければ見れなかった、素晴しいハゼに対面しました。本島には、まだまだ沢山のマッドポイントがありますが、これは生物好きのガイドがいるお店で聞いて潜って下さい。沖縄の離島では、この聖域を世間に知らしめた西表島の汽水域が有名ではないでしょうか？

そして、海外に足を延せば、バリのシークレットベイやマッドベイ、マブールのマングローブポイントやYKK、サイパンのマッドベイ、パラオの各マリンレイク、まだ行った事はありませんが、香港も有名ですよね。ご存知の通り、ここに挙げたポイントは、言わずと知れたスーパーガイドが生息しているエリアと重なる訳なのです。どんなに素晴しいポイントがあっても、どんなに素晴しい生物が棲んでいても、フロンティアスピリットを持った（本人に言わせると、そんな大層なモノではなく興味があっただけ）人がいなければ、訪れるダイバーは見る事も、感じる事すらできないかも知れない、と思うからなのです。その知的好奇心のエネルギーって凄いですよね？

次回からは、私がリスペクトする各マッドポイントを検証していきたいと考えます。お楽しみに〜。