ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

西表島の2丁目

内地は桜でハルウララ。沖縄はデイゴでキムユタサン。どちらとも「心地良い」という意味にあたります。

春の心地良いまったりムードから今シーズン最大のピークGWを迎え、翌週からは一ヶ月半の梅雨入りに突入します。

それでも沖縄の梅雨は内地と違いジメジメした梅雨が続くのではなく、ドシャ降りスコールのち晴れもありで空梅雨も珍しくなく人も少ない穴場の時期。

光物も数が多く安定してるし、可愛い系の魚達はまだまだ春気分ですんでオス達はここぞとばかりの厚化粧にド派手色の勝負服でメス達への猛アタックが所々で見られます。

何度振られてもシツコイ粘りと押しが得意なベラ軍団・地味な綺麗さと小刻みな動きが人気なハゼ軍団・魔性の美貌を持つビジュアルは2丁目系ハナダイ軍団などなど・・・・。

私的にはハゼ軍団は寄れれば機敏な動きがないから撮りやすいけど絵的にはやっぱりビジュアル2丁目系が好きかな。

沖縄だと比較的深めに居るが、西表島では水深3Mからワンサカいるアカネハナゴイは撮りやすいし派手さの中にセンスある色彩はお見事、特に背鰭をバサッと広げた瞬間は喉が唸る綺麗さでありさらに奥行き深い緑の目で見つめられるともうイチコロである。

その昔、某2丁目でニューハーフと知らず「おおっ」綺麗ゃ・・・・と一瞬でも恋に落ちかけたにがい想い出を思い出させる魚でもある。

ハナダイは群れをガッツリワイドで撮りたいが、体色良い時期は是非マクロで撮って頂きたい。


佐々木
佐々木 要

1970年4月9日生まれ
横浜市出身

ガイド会所属

自然が残る島を求めて西表島に移住。西表の魚達にどっぷりはまっている毎日を過ごしている。
ダイビングは小物、大物、地形、サンゴとマルチでとにかくゲストが喜んでくれる事が大好き。

趣味は釣り。
昨年から本格的に始めた「カツオ釣り」の仕掛けは貝を削って作ったお手製で遠出した帰りは鳥山探しに神経を集中させる。

数少ない自慢は60億円男「松坂大輔」を後輩に持つ事。

沖縄・西表島

ダイブラティーク

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