南国通信 楽園からのらくがき 豪海倶楽部  

フィリピンに住む人たち その2

いやはや、オレもあ〜だこ〜だしている間にフィリピン在住暦10年以上を重ねていたことにに気付いた、と書き出したのが先月で、今月は「その手の話 パート2」である。

ウチのリゾートを本格的に始動させようとしていた7年前、リゾート同様にダイビング・ポイントも新規開拓せんとリサーチダイビングにいそしんでいた頃。「リロアン周辺が詳しく載っている海図」を手に入れて欲しいとセブ市内に住むローカルの友達にお願いをして、役所やマリーナなどの関係各所を調べてもらっていた。が、どうやら手に入ったとのこと!オレが出向き見てみると、セブ島南部を中心に、お隣ネグロス島の東側、またはシキホール島の西側までもが載っている、それはそれは立派で非常に詳しく!細かく!詳細なデータがびっしりと書き込まれた完璧な出来の海図であった。

それを手にリゾートへと戻ったオレは、先日ついに完成の日を見た「レストラン」の壁に堂々と張り出し、現在教育中のボート・マンたちを呼んだ。おそらく彼らもこんな詳細に書かれた海図を見たことがないだろうから、きっと「おぉ、これは凄い!」と驚くのではないかと思いつつ、どうだっ!と言わんばかりに彼らに見せた。

最初、この海図を目にした連中が「WAO!」と感嘆の声を上げたことは言うまでもない・・・がっ、その後に続いて発せられた「衝撃的な一言」を、オレは今でも忘れることが出来ない。

「ところで、フィリピンは何処?」

そんな彼らも今では立派な(?)ボート・キャプテンとして育ち、縦横無尽にバンカー・ボートを走らせているのである。

こんなこと考えながら魚(じゃなくて“彼ら”)と付き合ってるのってオレだけ?
と言うことでまた来月。


五十嵐
五十嵐“Garuda”一規

1968年11月29日生まれ
横浜市出身
射手座 申年 RH+O型

バンドマン、大道具、そしてダイバーへと転身した変わり種。昆虫・プロレス・甘い物が大好きな現役ハードコア・パンクスだが、バーボン片手にロックを聞きながら毎夜繰り広げられる魚談義はいたってマジメとの噂・・・。秘密結社「赤い魚団」代表。

フィリピン・セブ島 リロアン

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