南国通信 楽園からのらくがき 豪海倶楽部  

ロウニンの群れ


最近ロウニンアジの群れが絶好調だ。
ロウニンの群れはペリリューを代表するネタ。

他にも群れる場所があると聞いたことがあるけどここのロウニンの群れは最大6000匹超。これだけ群れる場所はさすがに他にはないでしょう へっへっへ

ペリリューで見られるのはペリリュー島南端のオウルムウル岬から張り出すリーフの先端付近。流し方によってペリリューコーナーとペリリューエクスプレスという呼び分けをされます。いずれから流しても速い時には5ノットを越える激流。ま、そんな時にはよほど人数が少なくてそのお客様からのリクエストが無い限りは行かないですが、それでも普段からやっぱり潮が掛かる時は多いのです。おまけに棚の上でも水深は25mを越えるので勝負は短期決戦。

そして彼らはそうそう簡単にダイバーを近寄らせてくれないというおまけつき。話だけ聞くとかなり見るのは難しそうだけど、そこはペリリューローカルの意地で最近はほぼ100%の確率で見れていますよ。

年中彼らは群れていますが数が多くなるのはやはり乾季。特に満月周りは数も多いし見られる水深も浅くかなりいい条件で見れることが多いです。この頃には目の前で巨大な壁を作っているなんていう、一度味わったらもう病みつきなシーンがしばしば繰り広げられますよ。乾季の新月前や満月周りには、こちらも数千から数万匹の単位で群れるイレズミフエダイやバラフエダイとのコラボレーションもうまく群れを誘導できれば見ることができますよ。もう視界一面魚で埋め尽くされるという至福の時が待っているわけです。

どう、見たくなってきたでしょ?


遠藤
遠藤 学

1973年生まれの東京人

学生時代に所属していたダイビング部のOBである現オーナーにサラリーマン時代の1/8の年俸でヘッドハンティングされ、パラオに移り住んで早9年目。

七色の技を繰り出す怪しいガイドで独自の地位を築くも、年々ハードルが高くなるお客様のリクエストに応えるため日々技の開発にいそしんでいる。

次の目標はバショウカジキ。うまく魚が技に反応すると「来た〜」と、言うより「食ったぁ〜」と叫んでしまう釣りバカでもある。

ミクロネシア・パラオ

DayDream PELELIU

Tel:680-345-3551

www.daydream.to/peleliu
endo@daydream.to