エミリー

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サイパン旅行の続きです。

今回ダイビングでお世話になったのは、SDA(Saipan Dive Academy)さん。気さくで日本語も上手な韓国人オーナーのリーさんやスタッフの皆さんに感謝です。

で、何度も来ているサイパンですが、午前中ボートで午後ビーチというスタイルだったのが、今回はビーチ無し。

SDAのおすすめコースで午後もボート、サイパン島の西側中央やや北、マニャガハ島の近くの水深の浅いインリーフのポイントに初めて潜りました。

3日目、ダイビング最終日は午前中2本だけ、その2本目にインリーフの「B-29」というポイントに。

最大水深は10m、冬は流れがあるものの、透明度が上がるって。

マニャガハ島の近く、インリーフのポイント「B-29」

ここは戦時中に墜落した飛行機の残骸が残るポイントで、大型の飛行機=米国の爆撃機でしょ、B-29じゃんってことでポイント名になりましたが、実際は日本の旧海軍機、川西 二式飛行艇で、その連合軍側のコードネーム、Emily(エミリー)とも呼ばれるようになったとか。

プロペラの残骸

川西 二式飛行艇は、三菱製の火星空冷二重星形14気筒エンジンを4発、全長28.13m、全高9.15m、全幅38.00mと当時としては日本最大級の飛行艇です。

プロペラの残骸とサンゴ

プロペラの全長は390cm、当時の日本海軍機にはプロペラの中央部に風の抵抗を無くすための円錐型のカウリングが装備されていて、米軍機にはそれが無いらしい。

主翼部分

最高速度は240ノット(444km/h)以上で当時の主力戦闘機と同等で、同時期の英国4発飛行艇より100km/h以上速い。

航続距離も偵察時7,400km以上、攻撃時6,500km以上とB-29爆撃機と比べても、30%近く長い。

翼断面とクロオビマツカサの群れ
散乱してる部品
操縦席部分の残骸
計器類
20mm機関銃と前部機銃座

たくさんの残骸のそばに大きな慰霊碑がある。

韓国人犠牲者の慰霊碑

近づいて見ると、韓国人犠牲者の慰霊碑だ。

1944年、米軍上陸作戦に対抗して日本軍が激しく抵抗したサイパンの戦いでは、韓国人1,100人も犠牲になってる。

韓国人犠牲者の慰霊碑

もう1つ、あった慰霊碑、これは日本語で「海底慰霊碑」と書かれていて、昭和55年9月に海底慰霊碑建設委員会・ファニースキューバクラブが建立。

海底慰霊碑

サイパン島にはたくさんの慰霊碑があり、日本からの観光客は慰霊団も多かった。

2015年4月にハファダイビーチホテルから名称変更したグランヴィリオリゾートサイパンも1977年に日本からやって来る戦没者の慰霊団の宿泊施設として建てられたとか。

海底慰霊碑

成田から直行便で3時間半で行けるサイパン、ぼくが20代の頃はグァムとサイパンは最も近いアメリカを感じる観光地でした。

2005年まではJALが成田と関西から直行便を運行していて、年間約37万人の日本人が訪れてましたが、その後は年々減少し、デルタが成田〜サイパン線を1日1往復だけになった現在は年間約5万人になってるらしい。

その唯一の直行便を運行してたデルタ航空が1月の成田〜グアム線の運休に続いて今年5月に成田〜サイパン線と成田〜パラオ線も運休となり、日本からのミクロネシア路線から撤退する。

これで更に日本からサイパンに行く観光客が減る…。

逆に韓国からのサイパン路線は、アシアナ航空、ティーウェイ航空、チェジュ航空の3社が運行していて、年間約33万人の韓国人がサイパンを訪れている。

現地のHISのスタッフも一番多い観光客は韓国からだと言っていた。

クロソラスズメダイに突かれた…

写真を撮ってるとき、膝の辺りを誰がが突いた。足元を見ると、黒っぽいスズメダイが攻撃してました。

コレ、農業をするってNHKでも紹介されてた、クロソラスズメダイらしい。

後ろにあるのが育ててるイトグサかな。

スズメダイの中でも最も浅い場所に住んでいる仲間、こういうのが見られるのもインリーフらしい。

クロソラスズメダイとイトグサ
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りょう
りょう

1959年生まれ
東京都世田谷区出身

40を過ぎてから、いきなりダイビングに目覚めて15年…。今は週末とか西伊豆のシーエッグ ダイバーズで非常勤スタッフやってます ^_^

普段は物流の仕事で大型に乗ってます。通勤もほぼプリウスで、運動不足かも…。

伊豆半島・田子
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