天空の道

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先月、「今年は体験ダイビングやスノーケリングの申し込みが激増している…」という話を書きました。

しかし、どうやらマリンアクティビティの人気に火が着いたというわけではないようです。最近の島のローカール新聞によれば、八丈島を訪れる観光客の数が前年比120%に達しているとか。

8月はもちろんでしたが、9月に入っても、時折台風という自然の猛威が襲い掛かって欠航しているにも関わらず、観光客の数はそれほど減っているように見えません。

空港や港へ行けば、平日でも賑わっています。来る人が増えれば、体験でもやってみようかと思う人も増えるわけで。数年前は、9月に入った途端に閑散としているね…なんて同業者と語り合っていたのに。

この勢いは、いつまで続いてくれるのでしょう?

元はと言えば、今年急に観光客が増えたのは「君の名は。」のおかげかも知れません。

この映画の最後の方に、主人公の2人が大きな山のカルデラの縁に立つシーンがあるのですが、その山が青ヶ島をモデルにしているのではないかと言われていたのです。

その昔、青ヶ島が噴火をして全島避難をする以前、島民は大きなカルデラの中に村を作って暮らしていました。現在はカルデラの外側の山の斜面に移動しているのですが、今でもそのカルデラの風景は、確かに「君の名は。」の1シーンを思い起こさせます。

それが引き金となって、まず青ヶ島を訪れる人たちが急増しました。

しかし、青ヶ島へ行くには、まず八丈島に来なくてはなりません。八丈島から船、もしくはヘリコプター。

ヘリコプターは高額なうえに、満席の日が多くてなかなか予約が取れません。船は毎日の運航ではないし、欠航率が高くて、なかなか渡ることができません。

青ヶ島に行きそびれた人たちが、八丈島旅行に切り替える。聖地巡礼が叶わず残念…と思っていたところが、八丈島にも、そのシーンと同じような眺めが見られる場所があるじゃないの?

と、誰かが気付いたのか??

そのうち「君の名は。」の、あのシーンは、八丈富士をモデルにしているのかもしれない、と言う人が現れました。

この時でしょう、火が着いたのは。

ついに、テレビ番組で「八丈島に天空の道がある!」と紹介されるまでになったのです。

その風景が画面に映し出された瞬間、居並ぶお笑い芸人やタレントの皆さんが驚愕し、

「すごい!!」

「これは行ってみたい!!」

「本当に東京都なの!?」

と、叫ぶのです。

いや、これは絶対行ってみたくなるでしょ?

島に住んでいる私たちでさえ行きたくなってしまって、本当にその翌日に行っちゃいました。

カルデラの縁には細い道があるだけ。

外側には太平洋が広がり、白い雲が浮かんでいるのが見下ろせます。足を滑らせたら、そのまま海岸まで転がり落ちてしまいそう。

八丈富士のカルデラの縁

内側には大きなカルデラが口を開け、こちらも踏み外したら深い森の中へ真っ逆さま。

カルデラの内側

一緒に歩いた小学生の女の子。途中で足がすくんでしゃがみ込んでしまいました。

怖くて歩けないって半べそかいて引き返し。

カルデラ沿いの細い道

遊園地のアトラクションより、ずっとスリルがあって楽しいかも。

途中まで車で登れるので、ここまで歩くのは1時間くらい。30分足らずでカルデラを1周できます。

シャルルも一緒に登ってきたんですよ。

30分足らずでカルデラを1周できます

でも、これで高い所はへっちゃら!と勘違いしたのか、レグルスに戻った後、2階から飛び降りて足の骨を折ってしまったのは後日談です。

今ではすっかり元気になって、いつも通りにお散歩していますので、ご心配なく。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング

〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539

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