台風後のチョウチョたち

8月は台風7号に始まり、台風9号が直撃し、台風10号のリターンに怯える月末。今のところ、キャンセルが相次いでいるという経済的な打撃以外は、特に何の被害も出ていません。

台風9号の際には、自販機が倒れたり、底土の駐車場に停車中の車の窓ガラスが割れたり、海水浴場の防災小屋が吹き飛んだり、交差点の信号機が斜め向こう側を向いてしまったり。その程度の被害で済みました。

テレビ中継では八丈島の暴風雨の様子が流れ、たくさんの方にご心配頂きましたが、怪我人が出たり、家屋が破損するようなことはなかったようです。

普通、台風接近時には海も大しけとなり、海況が落ち着いてから潜る1本目には水中の荒れ果てた様子に驚かされます。こんなものまで動かせるのか?と思うような大岩が転がっていたり、真っ二つにわれていたりします。

海藻や海綿で覆われていたはずのテトラポットが、傷だらけになって、新しいコンクリートの面が剥き出しになっていたりします。そして、嘘のようにサカナが少なくなり、シーンと静まり返ったように感じる、廃墟のような水中。

幸い、今のところ、そんな風にはなりませんでした。

それどころか、台風が近くを通過していくたびに、新しいメンバーが加わって、海の中がますます賑やかになっていっているのです。今年の特徴は、台風の度にユウゼンの幼魚が増えていること。

もちろん、八丈島では成魚なら一年中見られます。しかし、潮通しの良いポイントのみ。湾内のポイントでは見ることはありません。これが幼魚となると、例年なら秋頃のみ。全く見られない年もありました。

それなのに、今年の初見は8月初旬。台風7号通過後からどんどん増え、9号通過後の今、ほとんどすべての主要ポイントで目撃されているのです。ガイドが探さなくても、ゲストが自分で見つけてくれます。幼魚も成魚も同じ色・形なのですが、なぜか小さければ小さいほど、かわい〜っ!

ユウゼンの幼魚

アップで撮ると、いまいちそのかわいさが伝わらないかも知れませんが、ひいて撮ると…同じユウゼン、こんなにちっちゃいんです。

ユウゼンの幼魚

ユウゼンだけではありません。チョウチョウウオとキンチャクダイの幼魚は、豊作です。どれもこれも、成魚と変わらないのですが、小さいというだけで、萌えます。

ペンダントヘッドにしたいアミメチョウ。

アミメチョウチョウウオ

シチセンチョウもシラコダイの幼魚と同じ大きさ。おこちゃまなので、ペアではありません。素敵な相方が見つかると良いね。

シチセンチョウチョウウオ

キンチャクダイ系は写真を撮りに行く機会がありませんでしたが、驚くほどソメワケヤッコの幼魚が急増しました。他にもスミレヤッコやレンテンヤッコ、トサヤッコの幼魚がいっぱい。

猛烈な台風10号、みんな無事にやり過ごすことができるのでしょうか?

この原稿が公開されている頃には過ぎ去っているはず。

本州上陸か?という予報も出ています。皆さん、ご無事で!!

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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