水たまりの中で

八丈島に来るダイバーが大好きなナズマド。

そのエントリー口の横に、小さなタイドプールがあります。潮位が下がると、その大きさは民宿の大浴場の浴槽くらいの広さ。深さも1.5m前後。水がないと脱ぎ着ができないロクハンのダイバーが、ここを使います。

潮位が上がると、外海とつながり、タイドプールの存在は見えなくなってしまいます。

ナズマド

水底に横穴は見えませんが、外海とつながっているらしく、いつも水面の位置は外と同じです。

冷水塊の時期が続き、長い間このプールの水が少ない状態が続くと、なんとなく水色が悪くなり、磯臭さが強くなってきます。中にいる生き物は、ヤドカリたちやニシキベラばかり。

ところが、黒潮がやってきて潮位が上がり、毎日のようにざぶんざぶんとたくさんの水が出入りするようになると、中の様子も一変します。

先日は外洋で暮らすため、ダイビング中にお目にかかることはないであろうシイラの子供が入り込んでいました。近くに浮いている枯草などのゴミに一生懸命寄り添っています。

シイラの子供

大きいものなら珍しくない、極小のボラの子供たち。

ボラの子供

もちろん、タイドプールでは定番のカエルウオも。

この狭いタイドプールの中で数が増えすぎ、テリトリー争いが激化。みんな一か所にとどまることなく、安住できそうな穴を奪い合って水底で泳ぎ回っていました。

この中でみんなが産卵したり、卵を守ったりするのかと思うと、かなり楽しみです。

カエルウオ

他にもニジハギ、ネズスズメ、シマハギなど、夏の季節来遊魚たちの姿がたくさん見られました。お1人様限定ですが、この中だけでもかなり楽しめます。

ナズマドに来たら、横を素通りせずに、マスクだけ付けてのぞいてみてください。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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