謹賀新年 フリソデエビ

新年と言えば、晴れ着を着る機会が多く、特に初詣や成人式では、振り袖を着た華やかな若者(爺臭い言い方ですねぇ)の姿をイメージします。こんな話しは今回の題目の生物の単なる枕で、時節ネタを披露するためのものであありません(笑)

昨年の11月に突如!三保真崎にフリソデエビのペアが出現しました。見つけたのは、私ではありませんが、情報を聞いて周辺を散策し、目に飛び込んできた情景は、驚きや感動を通り越して「異常」にすら感じました。

とは言え、もともとフリソデエビの命名に至ったサンプルの個体は、どうやら三保産という話しもあり、もしかすると、単に今まで気がついていなかっただけで、居たのかも知れないですねと、地元ダイバーと話しをしていました。この記事を書いている、急速に水温が低下し14度台になった12月下旬でも、元気にイトマキヒトデを食べていましたので、意外と寒さに強いようです。

発見されて1か月以上が経過しておりますが、似たような環境の半径5mくらいのエリアを移動しているようです。

12月の前半は、露出している事が多かったせいか、発見し易かったのですが、水温が18度を割った辺りから、本来の引き蘢り度が増して、そのエリアに行っても、見過ごしてしまうこともありました。

その周辺には、トガリモエビ、アカスジカクレエビ、少し離れた所には、ハクセンエビも見つかりました。

今まで、あまりクローズアップされていなかったエリアだったので、いきなり注目度が高まり、ダイバーの吐き出す泡が多くなったことで、エキジットすると釣り人に、あそこに何かいるの?と聞かれる事が増えました。昨年の秋は、季節来遊する生物が少ないとの嘆きもありましたが、このプレゼントは三保に訪れるダイバーを笑顔にしてくれております。

画像は、三保真崎海岸のエントリーポイントから臨む富士山。

三保真崎海岸のエントリーポイントから臨む富士山

フリソデエビのペアを捜している時に、偶然見つけたオトヒメエビのペア。

オトヒメエビのペア

三保で絶対に見たい!という念願が適ったフリソデエビのペアです。

フリソデエビのペア

追伸

長らくお世話になった豪海倶楽部の「海辺のエッセイ」ですが、今月号を持ちまして筆をおきます。

今まで、沢山のみなさまに、豪海倶楽部を通じて、交流が持てたことは、私の財産となっております。

気が向いたら、屋久島・知床・小笠原と並ぶ、日本4大世界遺産、ダイビングポイント「三保真崎」へとお運び下さい。

更に、気の利いた方は、私をガイドにご指名下さい。(笑)

ありがとうございました。

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鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身
ガイド会所属

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」

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