第八話 アユ 前段

台風も何発かかすめて、秋の気配を色濃く感じるようになってきましたね。ここからドライスーツに移行するまでの間は、ダイビングに最適なシーズンではないでしょうか。

昼間も暑くなく、湿気も少なく、心地よい風を感じながらエントリーすると、ジワジワと幸せがこみ上げてくるのは、私だけでしょうか?(笑)

海も良いのですが、あと2か月ほどでアユの産卵がピークを迎えます。それまでの期間はアユのお話しでおつき合い下さい。

夏の間、大型の個体は縄張りを持ち、その場所に繁茂する苔を食み、晩秋に向けて大きくなってゆきます。縄張りを持てないアユたちは、時には群れて小石の苔を漁り、中には果敢に大きな個体の縄張りに突入しては、追っ払われて、を繰り返しています。

冷たい川の水に浸りながら、そんな観察を続けていると、大人になっても夏休みの気分が味わえます。

私は海育ちですから、子どもの頃に川で遊ぶ習慣がありませんでしたが、何故か気持ちが子どもに戻って行くような不思議な感覚になります。きっと、テレビや本等の情報が刷り込まれて、そんな郷愁をおぼえるのでしょうね。

画像は、遡上直前の三保真崎の水深10m付近を群遊するアユの幼魚。2〜3月にイワシやイカナゴ、ナミノハナの仲間など同時に見られますが、特徴があるので、写真を撮れば見分けられます。

アユの幼魚
アユの幼魚
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鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身
ガイド会所属

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」

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