ガイドのつぶやき - 伊豆諸島・八丈島からThe Diving Junky Magazine

今年のブレイク

いよいよ残すところ、あと一ヶ月となりました。まだ振り返るには早いかも知れませんが、皆さんの心の中で、今年一番ブレイクしたものって何でしょう? レグルスではFaceBookだったような気がします。

私が始めたのは2010年でしたが、最初は近況報告のようなものだけでした。それが徐々にダイバーとの繋がりが増えていき、リアルタイムで全国各地の海況や海の中の様子がわかるようになってきました。

今までもホームページの掲示板、次にブログ、そしてミクシィ、ツイッターと、情報交換する術はたくさんあったのですが、ホームページやブログはどうしても更新の頻度が少なくなっていくし一方通行になりがちで、ミクシィはゲームが主体になってしまっていったし、ツイッターだと情報量が限られていました。

FaceBookになって初めて、地域的に広範囲になっただけでなく、ガイド、一般ダイバー、水中カメラマン、学者、潜水士と、情報を発信してくださる人達の立場も多様になり、いろんな方の意見を聞くことができるようになりました。

例えば、八丈島では、今年の夏は大発生?と思われるほど、マダラタルミの幼魚が多く見られました。ゲストの方にも撮影してもらい、レグルスのブログにも何度か登場しました。

例年ならそれで終わりなのですが、ある日、久米島の川本さんが「今年はマダラタルミが多い」とFaceBookに写真を載せていらっしゃったのが目に留まりました。そうか、マダラタルミは久米島から八丈島に流れてきたのか!? 久米島と八丈島を結ぶ赤い糸、その糸に沿って流れる海流と、それに流されながらクネクネと泳ぐ幼魚たちのはかない姿が目に浮かびました。

マダラタルミの幼魚

秋になって、今度はやたらとノコギリハギの幼魚が見られるようになりました。そのうちFaceBookで、伊豆半島でもノコギリハギの幼魚が多く見られていることを知ったのです。

ノコギリハギの幼魚

特に何の根拠もなく、季節来遊魚というのは、もっと時間をかけてゆっくりやってくるものだと思っていました。ところがFaceBookで皆さんの目撃情報を見ていると、マダラタルミやノコギリハギに限らず、八丈島に現れた来遊魚は、久米島や伊豆半島で見られるタイミングと、それほど大きな違いはないような気がしてきました。

もっと情報量が増えて行けば、どのくらいの時間差があるのか、八丈と共通した来遊魚が見られるのはどの地域が多いのかなど、いろんなことが明らかになっていきそうな感じがします。

こんなことに限らず、サカナたちの生息範囲や生態など、皆の情報を蓄積していけばいろんなことがわかるような気がしませんか? そんなことを考えて、親方がFaceBookの中で「44の海の談話室」というグループを立ち上げました。

以前はレグルスHP内の掲示板や、ミクシィのコミュニティでもやっていたのですが、やはり今が一番盛り上がっているようです。参加者に、その筋の専門家(?)が大勢いらっしゃるので、ゲストが質問して親方が答えるという質問コーナーではなく、答える側の方が同士が、ああでもない、こうでもないと議論しているところが、面白いのです。

是非、皆さんも参加して、一石を投じてくださいね。

水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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