パワースポット

先日、用があって青ヶ島へ行ってきました。青ヶ島って、ご存知ですか? 私は八丈島さえどこにあるかよく知らないまま移住してきたような人なので、青ヶ島なんて聞いたこともありませんでした。最近では「青酎」が話題になったことがあります。八丈の南側に位置する小さな島で、晴れて空気が澄んだ日には、八重根のあたりから島影が見えます。人口は165人、100世帯程度、日本一人口の少ない村だそうです。

青ヶ島へは、八丈島を経由しないと行くことができません。まず八丈島に来て、そこから船かヘリコプター。ヘリコプターは乗れる人数が少ないため、いつも満席。でも船は就航率が悪く、特に冬は欠航が続きます。

そんなわけで、せっかくだから一度は行ってみたいと思いつつ、何か用事でもない限り気軽に遊びに行ってみるということができなかったのです。

船のチケットに、青ヶ島の写真。断崖絶壁で囲まれた島の中央に大きな噴火口があり、その中央に小さな火山。

船のチケット

傾斜の緩い海岸線がないためダイビングはできません。以前、レグルスに青ヶ島からダイビングをしに遊びにいらっしゃった方がいます。青ヶ島に赴任されていた学校の先生でした。

船から見えてきた青ヶ島。海から見ると、どこもかしこも急斜面で、人が住めそうな場所はありません。

船から見えてきた青ヶ島

その昔、青ヶ島の人たちは、中央の大きな噴火口の中に集落を作って暮らしていたのだそうです。ところが1785年の噴火で100人以上が死亡し、50年近くも八丈島へ全島避難することになったことから、今では噴火口の外側、島の北面にある傾斜の緩い台地に集落があります。

港に着くと、そこも断崖絶壁。港は島の南側にあり、集落へは車で15分ほどかかります。

青ヶ島の港

この港には、八丈から来る客船や貨物船だけではなく、地元の漁船も出入りします。島外から着た船は、用事が済んだら帰っていきますが、地元の漁船は青ヶ島に係留しておかなくてはなりません。

が、地形的に、大しけの時でも安全に係留しておける場所を作ることができないため、どうするかと言うと…

ロープウェーで釣り上げられた漁船

海から帰って来たら、さっさと船を高台へとしまってしまうのです。海上に置いておくということは一切なし。毎回、このロープウェーで釣り上げて出し入れしていました。下の写真、道路を飛び越えた奥の方に船の置き場があります。

奥の方に船の置き場があある

八丈と同じく、黒潮と台風の通り道にあるため、海が時化た時の様子は想像を絶するものがあります。港の周辺には、かなり標高が高いはずの場所にも台風直撃時の被害の残骸が残っていて、波の高さと強さに驚かされます。それでも、テレビの台風中継などに登場することがなく、被害が出ても話題にならないのは、報道局の人たちさえ行くのが難しいのと、気象庁から風速や雨量などのデーターが公開されていないからなのでしょう。

八丈島は、鳥も通わぬ絶海の孤島、自然がいっぱいの離島などと言っていますが、青ヶ島と比べたら普通の市街地です。夜も明るい八丈と違い、青ヶ島でははっきりと天の川が見えました。

良くも悪くも自然のパワーを感じることができます。これが本当のパワースポットなのではないでしょうか。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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