死と生

伊豆大島の台風被害で被災された皆様にご冥福をお祈り致します。

また同業者の方は水中捜索ならびにポイントエリアの復興に尽力を注いでいると聞きました、1日も早く復興、復旧出来る事を心よりお祈り申し上げます。

先月豪海ライターの八木さんと小笠原・ニューカレドニアの4人のメンバーで海のシェルパ展「AQUA-NOTE」を新宿にて開催させて頂きました。

ゲストの中には先日西表でお会いしていた方や20年ぶりに再会した後輩、また初めてお会いした方も写真談義で意気投合し昔から知り合いのような出会いも生まれ今回の写真展を通し一期一会の出会いの大切さと写真の持つ力を改めて体感することが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。

今回は各テーマに沿った写真を選出しましたが、中でも「死と生」というテーマはガイドならではの写真が多く皆さんからも多くの感想を頂きました。

雑誌にしてもWEBにしても「死」という写真はなかなか表に出しにくいんですよね。綺麗とか、可愛いとは程遠い一般受けしない写真だし、ちょっとグロイ系がほとんどなので。

水中で水中動生物の「死」と遭遇する事は我々でも稀なので写真自体も少ないという事もあるからこそ新鮮だったかもしれないですね。

写真のトウアカクマノミは沖縄でも個体数が少ない魚で、藻場や砂地でイボハタゴイソギンチャクと共生しています。

この成魚は見かけなくなってから3日後にイソギンチャクの下に隠れるように埋まっているところを見つけました。全体的に腐敗は進んでいて半身はすでになくなっており骨だけが付いている状態で頭部から胸鰭付近までは形が残っています。

貝などが付着していたらもっと早く残骸になっていたかもしれません。

どのくらい見ていたか水深も浅いで時間を気にする事無く見ていたと記憶しています。

イソギンチャクに残された幼魚達。成魚とは他人とはいえ同居する成魚が居なくなれば寂しいのか?

いや、棲家の主になるチャンスと思う奴もいるはずである。また成魚にいじめられている幼魚達は嬉しいと思っているかもしれない。

でも・・・やっぱり寂しいのか?

妄想好きな小生は色んな事を考えながらシャッターをきりました。

幼魚が成魚の「死」と遭遇し何を思うか。弱肉強食の世界。皆さんも考えてみて下さい。

トウアカクマノミ
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佐々木
佐々木 要

1970年4月9日生まれ
横浜市出身
ガイド会所属

自然が残る島を求めて西表島に移住。西表の魚達にどっぷりはまっている毎日を過ごしている。ダイビングは小物、大物、地形、サンゴとマルチでとにかくゲストが喜んでくれる事が大好き。

趣味は釣り。昨年から本格的に始めた「カツオ釣り」の仕掛けは貝を削って作ったお手製で遠出した帰りは鳥山探しに神経を集中させる。

数少ない自慢は60億円男「松坂大輔」を後輩に持つ事。

沖縄・西表島
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