ハチビキの幼魚

皆さんこんにちは、7月になりいよいよ夏本番!否が応にも気分が盛り上がってきますねぇ〜、この夏も色んな生きものたちとの素敵な出逢いが待っていることでしょう。見逃さないように足繁く通ってくださいね。

さて先月の海では久しぶりに興奮で胸が震える出逢いがありました。30年も同じ海に潜ってると少なくとも魚類に関しては“お初にお目にかかります”というのはそうあるものではないのですが、まして図鑑やネットなどでも見かけた記憶がなく何処の誰やらサッパリ見当が付かないようなものとの遭遇は、この情報化時代のご時世には望んでも出来ることではありません。水深30m付近の岩場でふと間接視野に入り込んできたのですが、危うくスルーするところでした。それがこの魚です。

ハチビキの幼魚

全長5〜6cm程度で体形的にはごく一般的な魚の形と言ってもよく、色合いや模様も特にこれといった目新しい特徴がある訳でもありません。このような普通の魚っぽいけど消去法で潰していくと当てはまるものが無い、というヤツが一番厄介なんですね〜。

結局調べきれずに小田原の『生命の星・地球博物館』の瀬能宏先生にメールで問い合わせたところ、すぐにしかも事も無げに「ハチビキの幼魚でしょう」というご返事を頂きました。流石です・・・としか言い様がありません。

ちなみに8匹はいませんでした、1匹だけです。すいません、単なる駄洒落ですので気にしないでください。

感心しつつハチビキという名前、聞き慣れないながらも記憶の片隅に小指の爪の先が辛うじて引っかかっているような気が・・・最近マイクロファイバーの繊維並みに細くなった記憶の糸を手繰り寄せたところようやく思い出しました。

もう20年以上前の話ですが当時伊豆海洋公園に勤めていた頃に、益田一先生の図鑑制作のお手伝いをさせて頂く機会がありました。

ダイビングで見られる日本産の海水魚を主に生態写真で紹介するハンドブック型の図鑑だったのですが、この中に食用や釣りの対象としてよく知られている種類も標本写真で載せてしまおうということになり、釣りといえば釣り堀でコイを釣ったことぐらいしかない私にとってはあまり縁のない魚たちの存在を、名前だけでも知ることになったのでした。

・・・という訳で話が上手いこと繋がりました。前回・前々回からお伝えしておりますが、『生命の星・地球博物館』の瀬能宏先生が担当されている特別展『魚類図鑑に生涯を捧げたDANDY〜益田 一 と日本の魚類学〜』がいよいよ7月20日から始まります。関連行事の各種講演会も申し込み受け付けが開始されました。皆様是非足をお運びください。よろしくお願いします。そしてついででいいですから伊豆にも潜りに来てね。

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横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

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