眼鏡か、涙か…

「芸能人は歯が命、ガイドは目が命」

私がダイビングに目覚めた頃、お世話になっていたガイドさんが、こんなことを言っていました。もう知っている人の方が少ないかも知れませんが「芸能人は歯が命」というのは、ずいぶん昔の歯磨きのCMのコピーです。

その頃お世話になっていたガイドさんも、そして今の親方も、視力がとても良くて1.5以上。対して私は小学校3年生の頃から眼鏡をかけ、中学生の頃からコンタクトレンズを使用するド近眼。そこへ持ってきて、最近はローガンが忍び寄ってきました。裸眼だと近くの物は見えるのに遠くが見えない。コンタクトをすると遠くは見えるが近くが見えない。つまり、そろそろ遠近両用が必要か??という事態に陥ってきたのです。

昔と違って、今はコンタクトレンズにも遠近両用のものがあります。仕組みを聞いてみると、レンズの中央部分は近視を補正するレンズになっていて、外周に近い部分は老眼用のレンズになっているのだそうです。眼鏡の遠近両用レンズと仕組みは同じですが、眼鏡と違ってコンタクトレンズには上下がありませんから、外周部分が全て老眼用レンズとなっているわけです。実際付けてみると、確かに手元の書類や本を読む時、今までよりも楽に文字が読み取れます。これなら水中でダイコンの文字が読めない〜と、手を伸ばして遠くへ持って行く必要がなくなりそう。そろそろ買いかな?と思ったのですが…

ここで、はたと疑問が湧きました。

この遠近両用のコンタクトレンズを付けて、水中でのマクロ撮影時にはどうなるのでしょうか?? ファインダー越しに被写体を見る時は、陸上で本を読む時とのように見下ろす姿勢ではなく、視線が下向きにはなりません。むしろ真っ直ぐに見つめていることが多いはずなのですが、うまく見えるのでしょうか?

どなたか、既にご使用になっている方がいらっしゃいましたら、感想をお聞かせください。

ところで、やや強引な展開ですが、メガネと言えば思い浮かぶのがメガネスズメダイ。よく似たのでクロメガネスズメダイというのもいますが、どちらも眼鏡をかけたような顔つきではないような気がします。それよりも、あまり知られていなさそうなメガネクロハギ。こちらは魚のくせに、本当に白い老眼鏡をかけた顔つき。

メガネクロハギ

しかし、こちらさんにもよく似たのでナミダクロハギという魚がいるのですが、これまた本当に涙をながしているような顔つきなのです。

ナミダクロハギ

ついつい名前から見分け方を連想してしまって、眼の下の白い斑紋が丸っこいのがメガネクロハギ、縦に長いのがナミダクロハギと覚えてしまいがち。

ところが今年はナズマドのエントリー口付近に、ずいぶん長いこと、こんな魚が住み着いていました。

ナズマドのエントリー口付近に住み着いている魚

眼の下の白い部分が…丸っこいようにも見え、でもよく見るとうっすらと涙が垂れているようにも見え…。うわ、これはどっちだろう??

実は、こんな中途半端な顔つきの方はいっぱいいらっしゃいまして、この見分け方だと区別がつかないのです。この2種は、顔よりも尾びれを見た方が簡単で、尾びれ先端に近い部分に、黄色い帯、もしくは線が入っていればメガネクロハギ。でも、この見分け方って魚の名前と全然関係ないので、「尾びれの先が黄色いのって、どっちだったっけ〜!?」となり、結局「帰って図鑑を見てみないと、どっちだったかわかんないや〜」ってことになるんですよね。

あまり人気のない二人ですが、南の海で出会ったら、見分けてみてあげてくださいね。

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" 眼鏡か、涙か… " へのコメント

  1. JULIA2012年12月4日 9:39 PM
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    遠近両用のコンタクト・・・使っているダイバーアラウンド50に聞くと・・

    中途半端らしいです・・・

    ある意味万能なのでしょうけど・・・

  2. み: 2012年12月7日 9:50 AM
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    今のコンタクトは普通の近視用のものなのですが、右目は遠くが見えにくいけど近くは見える、左目は遠くが見えるかわりに近くが見えない。で、ファインダをのぞいた時には、左目だとピントが合いません。
    以前、遠近両用のコンタクトを検討した時に、使い捨てのものだとレンズが柔らかいので効果がないと言われました。別にダイビングでなくすことはないので、写真撮影用に買っておいても良いかなあとも思うのですが。。。

  3. 20匹のパパ&ママ: 2012年12月21日 12:21 PM
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    我が家はダンナ様が極度の近眼で老眼、ということで、マスクを遠近両用にしてもらいました。
    陸上同様、慣れると割と見やすいようです。

  4. み: 2012年12月22日 7:49 AM
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    ファインダーをのぞく時には、マスクの上半分と下半分、どっち側のレンズでのぞいているんですか?

水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

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