第三話 文系的な考察 前段

何となくですが、生態や自然科学の話しをしていると、理系的なアプローチを期待されている方がいらっしゃるかも知れませんが、僕は元来「文系型」の人間で、思考の根本がグレイな状態で構成されているので、なかなか白か黒か決められない事が多いのです。

もちろん、統計学的なアプローチや数値データに基づいた考察もしますので、なぁ〜んだ?やりゃ〜できるぢゃん!?って思われる事もありますが、基本は子供やお年寄りを相手に海の茶飲み話に花を咲かせることが好きなんです。(笑)

カエルアンコウとハコフグとミノカサゴ

例えば、この写真を見て何を考えるか?カエルアンコウとハコフグとミノカサゴが写っていますね。これは、偶然「あっ!ラッキー!!」と思ってシャッターを切ってしまったカットですが、実は凄く面白い組み合わせなんです。

まず、カエルアンコウですが捕食魚(フィッシュイーター)です。次にハコフグですが毒保有魚です。最後にミノカサゴですが、捕食魚であり毒保有魚です。

この関係を解説すると、カエルアンコウのルアーを使った索餌行動であったり、体色や形態的な変化によってカムフラージュをする捕食のエキスパートみたいな話しに(どこが理系ダヨ!?)なると思います。

かたやハコフグですが、フグの割にはフグ毒を保有していない、いわゆる表皮毒(パフトキシン)の魚ですが、この毒は防御毒として機能しているので、この魚に対してストレスを与えると、致死に値するほどの毒を発生させて、身を守ります。(っつ〜か、誰も手を出さんでしょ!?)

最後にミノカサゴですが、毒を持っていて、しかも捕食魚と言う、この中ではボスキャラ的な存在です。このタンパク毒は熱性分解をするとは言え、水中生物にとっては熱湯に傷病部位を浸す訳にもいかないので、かなりのダメージを負うと考えられます。

この説明を見る限り、あぁ!僕って、何て文系な!?って事になるのでした。(笑)

step by step hairstyles

けど、ミノカサゴがカエルアンコウを食べたのは見た事がないので、毒以外にも捕食圧力から防御する術があるのかも知れませんね?

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鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身
ガイド会所属

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」

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