第一話 水棲生物と水中環境(視界不良エリア) 前段

ワタシたち人間は、普段は陸上での生活をしているため、違う環境へ身をおいた場合、大半の状況においてストレスを感じます。

水中であれば、呼吸、視界、圧力、浮力、体温の損失などによる物理的な制限を受けます。つまり、通常私たちが当たり前のように出来ていた事が出来なくなることで、全ての面において多大なブレーキがかかる事になります。

もちろん、ある程度の「慣れ」によって、ストレスは軽減されてゆきますが、それをゼロにする事は、一人の人間の人生を賭したところで、達成するはずはありません。

さて、上記のように、人間が水中に入って受ける制限は、如何ともし難いものがあり、それを克服する事は、かなり無理を伴います。ならば、その制限の中で最大限に楽しむ(享受する)ためには、どうしたら良いのか? それには、陸上の思考では限界が低すぎます。受ける制限をどのように理解し、解釈するのか? それが鍵になるはずです。

理解と言っても、人それぞれ限界があり、一定のハードルを皆が超えてゆく事は難しいと考えます。ならば、解釈という各々の尺度(ものさし)に基づいて、自分に合わせた都合の良い「分かっちゃった!」を得れば良いのでは?って事になります。

皆が同じように同じ体験を同じ感覚で捉える事はありません。しかし、共有や「分かち合える」ことは可能です。

ガイドダイビングや仲間と潜る場合、海から上がった後のログづけや画像談義などは、同じ時間と空間を共に過ごしたある種のシンパシーを、平均化したり高めたりするものだと思います。この場合、経験や知識の引き出しは多いに越した事はありません。

また、誰も知らない(気がつかなかった)トピックのようなものも、話しのスパイスとして大事ですね。この引き出しやスパイスが豊富な人ほど、良き観察者と言えるのではないでしょうか?

ガラスハゼ
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鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身
ガイド会所属

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」

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