個性

あっという間に8月が終わってしまう・・・。タオ島はハイシーズンまっただ中で毎日潜って潜りまくっていると時間が経つのを忘れてしまう。

まずは先月号で約束した通りタオ島の新しい沈船ポイントのその後の報告から。

沈め方を失敗してダイブサイトとして成立しなかった『H.T.M.S. SATTAKUT』だが、その後大型のサルベージ船が入り水中で船体を立ち上げ直し、もう少し浅い場所へと移動して沈め直した。そして遂に!初心者からベテランまでが楽しめるNEWポイントとして生まれ変わったのだった。

H.T.M.S. SATTAKUT

水底は28m、トップは15m、全長49m、幅7mとこれだけでも十分遊べるのだが、沈めた場所が『ヒン・ピー・ウィー』という名前の隠れ根ポイントのすぐ横なので、1ダイブで両方を楽しむことができるのだ。隠れ根のトップは8mほどなので、ダイビングの後半まで遊ぶことができる。これは素晴らしい!

H.T.M.S. SATTAKUT

砲台や艦橋もしっかり残っていていかにも軍艦っていう雰囲気。まだ魚はあまり着いてないが、あと数ヶ月もしたらタオ島らしい魚影の濃いポイントになっていくのだろう。

3ヶ月に渡り豪海倶楽部でレポートし続けて来たこのNEW沈潜ポイントだが、とにかく結果オーライなのだった。

さて、今月の海ネタはトウアカクマノミ。何を今さらと思うかも知れないが、魚の個性という切り口で見てみると面白い。実は魚にもそれぞれ個性があって、同じ種の魚でも顔や性格が個体によって全然違うと言うことをご存知だろうか?

頭(トウ)が赤(アカ)いクマノミ、と言う訳なのだが、同じトウアカクマノミでも赤い(オレンジ)部分が広い個体と狭い個体がいて、その見てくれは個体によって全然違うのだ。

ほら、全然違うでしょ!?

トウアカクマノミ

写真左は名前の通り頭部の赤い部分が広くて美しい。

一方、写真右は赤い部分がほとんどなくてちょっとブサイク・・・と言うと失礼かな!?

このブサカワちゃんにもちゃんと交配相手がいてしょっちゅう産卵〜ハッチアウトを繰り返しているのでご安心を!(笑)

そして性格も個体によって様々で、攻撃的でダイバーのレギュやカメラに突進して来る個体もいれば、ビビってイソギンチャクにくるまって隠れてしまう個体もいる。タオ島のサイリービーチなどはコロニーが沢山ありトウアカクマノミもいっぱいいるので、写真やビデオをやるダイバーには撮り易いコロニーを選ぶようにしている。

ちなみに、このブサカワイイ個体の性格は至って温和でポーズをとってカメラ目線をくれるのでとても撮り易く、ただ今ファン急増中なのだ。

トウアカクマノミ
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大村
大村 健(おおむら・たけし)

1973年、京都生まれ
ガイド会所属

18歳で大学のクラブでダイビングを始め、その後、バックパックを背負って海を潜り歩く旅を経て、20歳の頃に秘境・タオ島に出会う。以後、徐々に発展してきた島とともにダイビングにのめり込んで今に至る。現在、タイの2つの海を舞台に、海のポテンシャルをフルに引き出すべく精力的に潜り倒す日々を送っている。

タイ・タオ島 カオラック
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