ガイドのつぶやき - 鹿児島・屋久島からThe Diving Junky Magazine

屋久島が温帯化?(・_・;

今年はなかなか水温が上がらず、焦りを感じている。

GWも目前に迫っているというのに、水温は連日の19℃台!

屋久島に来て約10年になるが、4-5月でここまで低い水温は初めてだ。(例年、この時期の屋久島の海は22-24℃くらい)

それが関係しているのかどうか分からないが、今年は温帯種のキタマクラの幼魚(通称・豆マクラ)が爆発的によく見られている。

もともと、屋久島ではキタマクラ自体が珍しい魚だったので、かなり驚いている。。。(・_・;

今年の夏〜秋はキタマクラだらけになりそうで怖い。。。(笑)

増えつつある豆マクラ
増えつつある豆マクラ

今年に限らず、この時期特有の生き物としてあげたいのが、寄生性カイアシ類やアミなどの微小な甲殻類。この時期の「風物詩」といえるものは沢山あるのだけど、これらはまさに4-5月の風物詩だ。

この時期の水底は無数のアミ類で覆われ、透明度を悪くするくらいになる。
しかしこの時期を経ないと、夏の魚影の濃い時期は訪れないわけで(アミ類は魚たちの重要な栄養源)、本当は歓迎しなければならない事。。。

そんな中にちょっと綺麗で可愛い子も混じっていたりする。

それがヒメオオメアミだ。

屋久島には黄色い子や茶色い子、虹色の子などが見られるのだが、これらも数十匹の群れをつくり、水底付近でホバーリングしている。

ヒメオオメアミが爆発中。。。
ヒメオオメアミが爆発中。。。

また、この時期は多くの魚に寄生虫が着いているのをみかけるのだが、これも風物詩。

特に目立つのがトラギス類の目玉につくメダマイカリムシという寄生性カイアシ類だ。

一見、綺麗な飾りのようにも見え、卵(電話のコードみたいなやつ)の色合いもお洒落なものがあったりする。。。(笑)

サンゴトラギスの目玉に寄生するメダマイカリムシ
サンゴトラギスの目玉に寄生するメダマイカリムシ

これらの生き物は気持ち悪い感じがして、どちらかというと避けられてしまう生き物たちなのだが、高水温期(つまりシーズン)が確実に近づいている事を感じさせる重要な指標でもあるのだ。

" 屋久島が温帯化?(・_・; " へのコメント

  1. 宮本育昌: 2011年5月1日 10:16 PM

    ヒメオオメアミだと思うのですが・・。

  2. しげる2011年5月2日 11:04 PM

    あら。。。すみません。。。(^^;)
    結構、気をつけていたはずだったのに。(笑)

    神崎さん、修正をお願いします。。。申し訳ありません。。。

原崎
原崎 森
(はらざき・しげる)

1970年8月26日生まれ
山梨県出身

八丈島から屋久島へ。。。

巨木と苔の深〜い森を抱える島で、あえて海に潜る。

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