今度は海水魚

皆さん、ご無事ですか?

東北地方太平洋沖地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆さんには、心からお見舞いを申し上げます。

八丈島では、日頃よりほとんど地震というものがありません。10年前、近くの三宅島が噴火した時にも、ほとんど揺れを感じませんでした。今回の地震では、そんな八丈島でもずいぶんと強い揺れを感じ、驚いていました。しかし、ただ驚いたというだけで特に被害が出たわけではなく、まさかこんな大惨事になろうとは夢にも思いませんでした。直後に大津波警報が発令されましたが、本当に高台に逃げるべきなのかどうか迷いつつ、結局逃げませんでした。レグルスの目の前にある底土海岸は川のように流れていて、手前の潮だまりがあっと言う間に空っぽになったり、満杯になったり、水位が激しく上下していました。津波ってこんななんだ、と思って見ていたのですが、東北では、こんなもんじゃなかったんですね。

その後、八丈島ではほとんど余震らしきものを感じていません。東京都でありながら計画停電の影響を受けていません。一時的にスーパーから物がなくなりましたが、今は落ち着いています。ガソリン不足で悩むこともありませんでした。

最も大きな変化は、どこの観光地でも起きていることですが、来島者が激減したことではないでしょうか。3月は元々ダイバーの少ない時期ですが、本来ならハイ・シーズンとなる釣り人やサーファーの姿はなく、フリージア祭りや産業祭が中止になったため、島内は閑散としています。

こんな状況の中ですが、3月24日に無事「ひみつのウミウシ」を出版することができました。実は、この本の編集に携わってくださった女性のお住まいが仙台市若林区でした。この地区の集落が丸ごと津波に飲みこまれた様子が記憶に残っている方は多いと思います。まさかという思いで、心配でならなかったのですが、数日後には連絡が取れ一安心でした。

そして、今日、今度は親方の「海水魚」が校了しました。発売日は4月28日、ぎりぎりゴールデン・ウィーク前です。

ゴールデン・ウィークも、例年と比べると出かける方が少なくなりそうですね。

私も時々、外へ出るのが嫌になって、ちょっと無気力になってしまうことが度々あります。最近、被災したわけでもないのに、気分が滅入って不眠に陥ったり、体調を崩している人が多いそうです。被災地を応援するためには、まず、被災していない自分たちが元気にならないと。最近は、そんな気持ちで海へ出かけています。

ありがたいことに、八丈島の海は、いつもと変わらず元気です。

魚たちは、いつだって懸命に生きていて、本来の生き方を私たちに教えてくれているようです。そんな魚たちに会いたくなるような本になると良いな、と思っています。

昨日のナズマド。

目の前を泳ぐ魚たちが多すぎて、見とれていると、バディを見失ってしまいそうです。

ナズマド
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" 今度は海水魚 " へのコメント

  1. ゆーすけ.S: 2011年4月5日 10:50 PM
    avatar

    およよ。
    この不格好なダイバーは・・・。
    みぃさんのエッセイに貢献できて光栄です(笑)
    久しぶりに潜って癒されました。
    ひとりひとりが出来ることをして、
    みんなが笑顔で過ごせるようになればいいですね。

  2. み: 2011年4月6日 8:28 AM
    avatar

    あはっ!! わかっちゃいましたか? って、本人ならわかりますよね~。肖像権の問題をクリアしてなかったですね!!
    ご協力、ありがとうございましたん♪

水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

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