第七話 海洋環境的生物多様性(後編)

確かに「生物多様性」を環境的な観点で勝手に考えてしまうのは、こちらにも都合があるからなのかも知れませんが、生態の歯車あるいはベースコントロールによるバランス調整を含んだ、もっと深い意味合い(愛)があるのかと...。

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もちろん、あるんでしょう! しかし、結論が全てを台無しにしています。

当然、文章として面白可笑しく書いて、勝手な解釈しているので、ちゃんと紐解けば「博愛」の精神を見いだす事も可能かと思います。

まぁ、この期に及んで人間を「沈む瀬」にしないところが凄いと言えば凄いのですが、ある意味「この期に及んで」いるからこそ、生物ヒエラルキーの頂点として、人類の生き残りをかけて「多様性」しようとしているのかも知れません。

生物の利用と聞くとイコール食品と考えますが、第一次産業的な観点よりも、医薬品であったりエネルギー資源利用であったり、そちらの方の天秤が重そうな雰囲気です。有効利用と言った時点でそれが「豊」のためでなく「富」を目標にしているものだと気が付きますけどね。

そうすると、僕らが考える「生物多様性」から増々遠のいて行くような、つまり疎外感があります。

キレイごとを言うんじゃないよ!と怒られるかも知れませんが、やはり生物が多様である事で、生態的なバランスシートが良好に機能し、またそのバランスを維持するために何をしてゆくか?

そう言った議論であれば、世界に向けて、人類一丸となって臨める一大スローガンになり得るのですが、医薬品やエネルギーメジャーなどの一部の利益が優先されるような観点が見え隠れする扇動的なものであれば、吟味しなければなりません。

更に問題なのは、この生物多様性で論じられている生物の大半は「陸上」のもので、海洋生物に関しては殆ど調査が進んでいない状態なのだそうです。

はぁ〜? 海屋の立場からすれば、こんな片手間な「生物多様性」があるのか!? と思って呆れてしまうほど、何ともお粗末な多様性です。

つまり、データが少なく、精査に莫大な費用を要し、学者が非生産的な研究に没頭するタイプが多い (笑)...などの理由から軽視されているのだと考えられます。

先月、名古屋で開催されたCOP10はどうだったのでしょうか?

日本はホスト国として、あるいはシェルパとしての役目を果たし、国際社会に何を提言できたのでしょうか?

今月の27日に、奇しくも第十回目となる「三保水中生物研究会」のテーマは「海洋生物多様性にかんする学習活動の成果公表」です。ここで発表される10作品が、どんな文言よりも説得性のある「生物多様性」だと自負しています。

14:00から静岡のグランシップの映像ホールで行いますので、横にそびえ立つ1/1ガンプラと併せて、お誘い合わせの上、ご観覧下さいますようお願いいたします。(って、もしかして3か月もかけて長々と、このための宣伝をしていたのか!?)

もっと人類は、イナセな生き物として生命を全うしたですね?もっとも、ダイバーは僕ら市民レベルの目線で「海洋生物多様性」を達成できる素養があり、何らかの貢献が出来ると信じています。

なんつったって“marine biological diversity”っつ〜くらいですからね?(笑)

画像は、10年以上の歳月を費やしてやっとの思いで観察&撮影の出来たシモフリシマハゼの卵を守る行動です。

浮き石の天井だけでなく下にまで卵が産みつけられている状況に感動するとともに「ハゼは天井に産みつける」という既成概念がブっ飛びました。

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鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身
ガイド会所属

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」

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