町長選挙

読んだことありますか? 町長選挙。

ある離島で、町長の席を巡って島を二分する熾烈な争いが繰り広げられていて、島に新しくやってきた住人は、もれなくその争いに巻き込まれるというストーリー。

転勤してきた若くて気の弱い公務員が、2つの派閥の板挟みになってノイローゼ気味となり、主人公である精神科医に相談するところから、話が盛り上がっていきます。この争いっぷりが常軌を逸していて、最初はこの権力闘争がとても醜いもののように書かれているのですが、最後の最後になって、島の人たち全員が「長年続くこの争いがあったからこそ自分たちの島は発展することができたのだ」と気持ちを新たにして選挙に挑み、すがすがしい気分で結末を迎えます。

あるゲストの方から、これって八丈島がモデルだったりするぅ??と言われました。

残念ながら、この島で、そんな情熱を感じたことはありません。

が、町長選挙ではないのですが、つい先日町議会の議員選挙がありました。驚いたことに、選挙カーがガンガン回っていました。二人だけですが、店に候補者が「宜しくお願いします」と言いにきました。「今回の選挙は厳しい!」と連発していたので、おお、ちょっとは小説みたいになってきたか?と思いました。

確か前回の選挙では落選したのが二人だけ。候補者のほとんどが当選している?という感じでした。そして、候補者の訴えている内容も、何だか似たりよったり。誰かと誰かの意見が対立するということはなく、いろんな意見の中から具体化する優先順位を決めるための選挙って感じ。

さて、今回の選挙、一体どこが厳しいのか? 前回の選挙とは何が違うのか??

ちょっと興味を持って、選挙カーから聞こえてくる声に耳を傾けていたのですが、皆さん自分の名前と「お願いします」を連呼するだけ。配布されてきた広報を見ても、どの方の意見にも賛同したくなるような、良いご意見ばかり。ただ1つ違うのは、今回初めて立候補された方の中の一人を、大きな政党が支援していたということ。そして、その政党は以前、現町長と対立する候補を支援していたのです。つまり、今回の議員選挙は、次の町長選挙への大きな布石となるわけですね。

今まで、仲良く咲いていたセイタカアワダチソウ。

伸びようと努力はしていたけど、何となく周りに遠慮していたような感じ。

それが、急に勝手に抜きん出て伸びてきちゃった花が…。

今まで皆で仲良く協力して島を良くしてきた…と自負していた人たちにはビックリ、ってところでしょうか。

この先、少しずつ、小説みたいになってくるのか??

えげつない選挙合戦はともなく、仲良し倶楽部を脱して、本当に島の未来を熱く語れる人が増えると良いのですが。周囲の顔色ばかりに気を使って、ぶんぶん頭を振り回してちゃ、伸びるものも伸びないよって。

ところで、今回の町長選挙の結果ですが、やはり落選したのは二人だけでした。数字だけ見ると激戦とは言いがたく、票を200集めれば当選確実。

そんなことよりも、この先大丈夫か??と思ったのは、広報の10月に載っていた町の人口が8,244人(9月1日現在)で、選挙当日の有権者数が6,902人。仮に有権者数=成人だとすると、未成年者は1,342人しかいない計算になります。

少なすぎないか!?未成年!! たった16%。町長選挙が盛り上がる前に、町が村に降格していませんように。

あたしは、セイタカアワダチソウの花粉のせいで、目や鼻がぐちゃぐちゃです…。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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