吉報と帰国の話

まずは吉報から。先月号で書いたタオ島のサンゴの白化だが、現在は無事に水温が下がり29度〜30度で安定し、他の海では高いとされるこの水温もタオ島のサンゴ達にとってはありがたい水温ということで、今はどんどんサンゴの色が戻って来ているところ。

クサビライシなど真っ先に白化しはじめた種ほど回復も早いようだ。一時は全体的に真っ白だったのに、今では白いところも目立たないほどになっている。エダサンゴなどは表面に藻が生えてしまい死滅してしまったエリアもあるが、タオ島の大部分のサンゴやイソギンチャクは水温低下とともに生き残る事ができたのだ。本当に良かった・・・。

さて、夏本番を目前に控えた忙しい時期にもかかわらず、ちょっと野暮用ができたので一時帰国していた。貴重な日本滞在を有意義なものにするべく5日間ほど日程は殺人的に予定がギッシリ。まぁその予定の中には単に物欲と食欲を満たすための予定も混ざっているのだが(笑)。

で、今回は豪海倶楽部のメンバーである川奈の八木さんと三保の鉄さんのところを訪ねて一緒に潜ってきた。

川奈へ行ったのは土曜〜日曜日ということもあり噂を聞きつけたビッグブルーのゲスト数名も合流してわいわい賑やかな道中となった。お天気は最高で海は穏やかで透明度も良く水温も24度ほどあり、相当恵まれたコンディション。

特に印象に残ったのは、舵ガ根というポイントで八木さんが『癒しの空間』と紹介してくれた地形&ソフトコーラル&群れと3拍子揃った美しいポイントと、ビーチの海底に咲くウミヒルモの花だ。

ただ、水中カメラを持つゲストが数名一緒だったので優先的に撮ってもらうよう僕は後ろに控えていたのと、たまの自分が撮るチャンスも背後から八木さんのカンチョー攻撃の雨あられで集中して撮る事ができなかった・・・。なので今回は川奈の写真なし。ショップ併設の温泉や熱海の花火大会まで堪能し、まさにダイビング日和で川奈日和な週末を過ごしたのだった。

そして翌日の月曜日は八木さんと僕の二人で三保までドライブ。鉄さんと合流して富士山を望む広々としたビーチポイントで気持ちよく潜ってきた。

月曜日の朝からビーチに出没した怪しい?3人組だけで潜ったので、大先輩の鉄さんガイドのもとアウェイの海でファンダイバーの気持ちを味あわせてもらった。

三保と言えば泥底に生きる生物たちも有名だが、タイでもタオ島には泥地もあるので共通点もあろうかと興味津々で潜った。タオ島には似た環境のポイントあり、かなり親近感を持って潜る事ができたのだった。

特に印象に残ったのはアカオビハナダイ。タオ島にもいるのだが、噂に違わず三保のが断然デカくて立派だった。体長で1.5倍、体全体のボリュームは軽く2倍以上はあるだろう。

そして体色だが、タオ島の個体の黄色い部分が三保のは白っぽかった。色の違いは豪海倶楽部6月号を参照のこと。今回は時間の関係で1本しか潜れなかったがあの泥底は奥が深そうで、自分が日本に住んでいたら間違いなく通う海だ。

鉄さん、八木さん、お忙しい中つきあって下さってありがとうございました。今度はタイにも潜りに来て下さいね。雄輔さんも是非〜!

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大村
大村 健(おおむら・たけし)

1973年、京都生まれ
ガイド会所属

18歳で大学のクラブでダイビングを始め、その後、バックパックを背負って海を潜り歩く旅を経て、20歳の頃に秘境・タオ島に出会う。以後、徐々に発展してきた島とともにダイビングにのめり込んで今に至る。現在、タイの2つの海を舞台に、海のポテンシャルをフルに引き出すべく精力的に潜り倒す日々を送っている。

タイ・タオ島 カオラック
Big Blue Diving

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タオ島店
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