イレズミフエダイ

春になるとこの魚がやってくる。3、4、5月限定のイレズミフエダイだ。

昨年NHKで放送されたからご覧になった方も多いと思いますが、多い時には10万匹を越える群れを作るこの魚、初めて見たときにはその群れの規模の大きさに圧倒されてどこをどう泳いでアプローチしていいものか途方にくれたっけ・・・

正確には秋にも群れるのですが秋は数が少ないのでイマイチ。本当は一匹いたって大騒ぎするくらい貴重な魚なのですが何でまたこんなに大きな群れで一箇所に押し寄せるのか本当に不思議です。

パラオ内で群れる場所は現在確認されているのは3箇所だけ。一番有名なのはペリリューですが、実は北にあるテールトップリーフの方が圧倒的に数が多いのはあまり知られていません。

と、いうのも遠すぎてめったに行けないしおまけにコーナートップ-50mを越える深さなのでなかなか手を出しにくい場所なんですね。と、言うわけで比較的手軽に狙えるペリリューの方がメジャーなんです。最近では一気に知名度が上がったせいかイレズミフエダイが出ている時にはコロールからの遠征の船も多く、群れはバラけ気味になってしまっているのが辛いところです・・・

まあ、バラけてはいても彼らの行動パターンが読めていれば先手を打つことはできるのでそれはあまり気にしていないのですが問題は安全面。

イエローウォールで出ている時にはまだ安全面で問題は少ないのですがエクスプレスで産卵中の群れを狙う場合は時として激流。それでも多くのグループが潜っている光景は正直不安を感じます。

ここまでイレズミフエダイとその産卵シーンを有名にしたのは秋野を始めとした我々だという自負がありますがそのせいでペリリューがメジャーになり、ここで潜ることの敷居が下がったと勘違いされている現状はいつか大きな事故に繋がるのではないかと危惧しています。

いっそイレズミフエダイなんていなくなってしまったら・・・

いやいやいや、それはやっぱ困るでしょ

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遠藤
遠藤 学

1973年生まれ
東京出身

学生時代に所属していたダイビング部のOBである現オーナーにサラリーマン時代の1/8の年俸でヘッドハンティングされ、パラオに移り住んで早9年目。

七色の技を繰り出す怪しいガイドで独自の地位を築くも、年々ハードルが高くなるお客様のリクエストに応えるため日々技の開発にいそしんでいる。

次の目標はバショウカジキ。うまく魚が技に反応すると「来た〜」と、言うより「食ったぁ〜」と叫んでしまう釣りバカでもある。

ミクロネシア・パラオ
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